三話 ページ4
薺『くっ!』
薺がその男に気を取られていると
トン
一瞬の隙を狙って一と呼ばれる男が薺の首に手刀をうったのだ。
薺『チッ!(油断したっ)』
薺が前のめりに倒れそうになると
総司が抱えるように支えた。
総司「おっと、ってこの子軽すぎ、」
一「副長この者はどうしますか」
歳三「また千鶴みたいな奴が出たな」
総司「屯所に連れてきます?」
歳三「そうするしかないか」
薺を姫抱きにしながら総司が言う
歳三「そいつの処遇は屯所で決める」
物語の歯車はこうして回っていった。
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『千景兄様!』
兄のような存在、風間千景を呼ぶ
『薺、』
薺だけに見せる笑顔の千景。
家族と言ってくれた。
なのにどうして、あんな事を、
もう男なんて信じない。
そう決めた。あの時に。
薺『−?!』
薺は目を覚ました。
妙に明るい部屋。
視界に映る10個の影。
縄で縛られている私。
歳三「騒ぐなよ。騒がないと約束するか」
無言で頷く。
すると温厚そうな人が口の布を取る。
薺『はあっ、』
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作者名:黒咲奏恵 | 作成日時:2017年8月23日 20時