9話 妖 ページ12
狐優紀side
狐優紀「天藍!!!天藍はどこにおる!?」
学校を飛び出し、帰ってきた先は赤塚神社。
一応祀られている神様である私にはお供の者と言うか、とりあえず従者がいるのだ。
天藍「どうされました狐優紀様?ってうわ!!人間の姿で私の名前を呼んだらダメじゃないですか!!」
変な人に見られますよ。
という天藍、それもそのはず、天藍は猫又。
普通の人間の目には映らない。
狐優紀「すまぬ、少々取り乱していてな」
口調が違うって?いやいや、学校の私は作ってるからこっちが通常。
天藍「それで、どうされたんですか?」
狐優紀「お主、ここ最近赤塚区で起こっている“神隠し”って知ってるか?」
天藍「えぇ、存じ上げております。
何でも年齢性別ともにチグハグで、誰が消えるかもわからない怪現象だとか……それが何か?」
狐優紀「最近度が過ぎているようなのだ。
ついさっき妾の友人も消えてな……何とかせねばならん」
天藍「そうですねぇ……」
しかしどうしたものか……手がかりもなければ十四松を探すことも叶うまい。
途方に暮れて考え込んだ時だった……
お「トド松!?」
カ「どうしたトド松!!」
長兄松の声が聞こえた。
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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月9日 0時