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数週間後___
それは突然の事だった。
久々の休日、ゴロゴロと部屋で本を読んでいた時の事
着信音が部屋に鳴り響いたのが始まり
『もしもし?』
うらた「《A!!》」
『うらた?どうしたの』
うらた「《急用!! 今すぐ俺のとこ来て、場所送るから!!》」
まるで言い逃げのようにブチ切れた電話。
彼の焦りからとても大変なことだと察した私は急いで準備し、送られてきた地図を頼りにタクシーに乗り込んだ。
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『で? 私に言うことは?』
うらた「ごめんなさい」
現在、うらたの顔にメイク中。
あの後うらたの指示通り、送られてきた地図を頼りに行けばとあるライブ会場に到着。
そのままスタッフさんに案内されて今に至る。
『なんで私があんたのメイクしてんの』
うらた「だって頼れるやつお前しかいねーじゃん」
今日はそらまふうらさかのライブで担当だったメイクさんが体調を崩してしまったらしい。その助っ人に私を呼ぶのもどうかと...
うらた「てか、俺ライブだって伝えたよな?」
『忘れてたんです〜』
道理で最近家に来ないと思ったよ。
なんで忘れるかな私も、馬鹿だろ。
うらたの唇にリップグロスを塗りながら心の中で自問自答をする。
うらた「.....なんか、距離近くてどきどきする」
『黙れ気が散る』
膨れるうらたなんて無視無視。
グロスを塗り終えばあーら不思議!
綺麗でかっこいいイケメンの出来上がり〜
うらた「ちょ、痛い。ほっぺた突っつくな!そんなに憎いか!俺の肌が!」
『あぁ憎いね!! 私より綺麗なこの肌が憎い!!』
うりうりと頬をひたすら突く。
だんだん楽しくなってきてむにむにと摘んでいると突然、ドアがノックされる音がした。
坂田「うらさーん!! 準備できた.....って、Aちゃん!! 来てくれたん!?」
『やぁ、坂田くん。相変わらず元気だね』
私を見つけると嬉しそうにパッと花が咲いたように笑う。
坂田「俺、そらるさんとまふに伝えてくるぅ!!」
そう言ってまた部屋から出ていく坂田くん。
『これが嵐』
うらた「だな」
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ハナボクロ(プロフ) - CIEL☆さん» ありがとうございます!一応完結ですがたま〜に番外編もだそうかとw次もよろしくお願いします! (2020年2月18日 8時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
CIEL☆(プロフ) - 完結でいいんですかね…?? 一先ずおめでとうございます。 二人の距離感がまた素敵でした!! お疲れ様でした、次作も楽しみにしています。 無理のない程度に頑張って下さいね応援しています!! (2020年2月18日 0時) (レス) id: 5d5b1bd419 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - ぺるはむさん» 最後までありがとうございます!! もう次の作品書きたいがために必死に終わらせましたwまた次もよかったらよろしくお願いしますね! (2020年2月17日 21時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 完結した!?いやもう、ようやくくっついてくれたわ……本当に面白かったです!ツンデレキャラが多いうらたさんのめっちゃデレデレが見れて幸せでした! (2020年2月17日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - ぺるはむさん» ありがとうございます!私からすると早くくっつけ!!って感じなんですけどねwこの焦れったい感じがいいんです。 (2020年2月12日 21時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナボクロ | 作成日時:2020年1月1日 15時