鳥籠の吸血姫【あんスタ】

話 ページ23

真緒「つまり……今、Aが外へ出てくると、あと１年くらいしか生きられない」


凛月「なっ……！？！！！」


真緒「…でも、あの宮殿にいればあと２０年は生きられる。頼む、あいつの幸せは俺が守るから…だから、ここは一歩引いて」


レオ「無理だな」


真緒「なんでっ」


レオ「そこにあいつの幸せなんかあるのか？本当に？？心からの笑顔で笑ったことがあるか？」


真緒「っ！！」


レオ「おれたちの目的は変わらない。あいつは多分こっち側の現状を知らないんだろうな。革命する。必ず……おい、リッツ、セナ」


泉「！」


凛月「……何？」


レオ「今のところあいつを救う術はない。だから、どうしようもないなら……覚悟を決めろ、殺せ」


嵐「！ちょっと王さま……！！！！」


凛月「……いいよ、ナッちゃん。辛いのは王さまも一緒だから」


嵐「ぁ……」


レオ「…それでも。Aが、たった一年でも良いからこっち側で暮らしたいと…そう望むことがあったら。隠れ家で一緒に過ごそう」


凛月「もちろん、そうなるようにする」


泉「…俺だって」


司「力を合わせて頑張りましょう…！」









『……ま〜くん、どこ…？』


？「今は我輩の弟のところじゃろうな」


『っ！？誰……！？！！！』


？「誰とは失礼じゃな、A」


バッ『っ…………ぇ』


？「…すっかり、大人らしくなって」


『……零ちゃん………？』


零「…少し、話をしよう」

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