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佐野くんの誕生日はホントとんでもない目に遭った。
「でね、お姉ちゃんが…」
『うんうん!』
でも…
『あれ〜君たちいくつ?』
『何隣の子乳でか!』
「…」
『ひぃっ!ふ、不良だよAちゃん!』
『可愛いねぇ〜ちょっと遊ぼうよお』
『俺らあっちも上手いんだぜぇ?』
でもそれはそれで良かったと思ってる。
「…退けよカス」
『Aちゃん!?』
『あ?』
『んだとテメェ…!』
もっと君を知りたいと思ったから。
「ランドセル持ってて」
『え、うん…』
『んだよやんのか?』
『てめぇの乳無くなるまで揉んでやろうか!』
「ごちゃごちゃうるさい」
そして君以外への興味が薄れた。
「はっ!」
『ぐはぁっ!!』
『イデデデデッ!!!』
「もう終わり?まだ1分も経ってないけど」
『て、てめぇっ!』
「遅い」
『ブヘッ!!』
『おいやめろ!!』
「無理」
『ギャァアッ!!』
そしてもっと強くなりたいと思った。
「ふぅ」
『Aちゃんっ!』
「大丈夫?どこも怪我してない?」
『うん!Aちゃんかっこよかった!なんでそんなに喧嘩強いのー?!』
「あー…空手やってるの」
『え!初見…!』
「ふふっ」
『えーほんとにかっこよくて惚れちゃうとこだった!』
「照れるなぁ」
だからこうして喧嘩を売られたら
全力で返り討ちにする。
「さ、行こっか」
『うん!』
そのせいか、
不良の間では"執行人"と呼ばれているらしい。
***
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月6日 2時