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結局そのまま佐野くんとお風呂に入った。
着替え部屋から持ってくるの忘れちゃったら、
佐野くんが不機嫌そうな顔で取りに行ってくれた。
と言うか変な格好で外出ると怒る。
マ「痴女」
「違うもん」
マ「変態」
「佐野くんに言われたくない!」
マ「うるせぇ」
「んー」
手を引かれながら部屋へと戻る。
佐野くんはまだ少しおこだった。
九「お帰り」
マ「ごめん待たせた」
春「はぁ…」
マ「お、三途おはよ」
春「…はよボス。悪酔いした」
マ「おん」
「んー??」
そう言えば頭の中に"はるちゃん"って言葉だけ
異様に残ってるのが気になる。誰だ。
マ「三途いい夢見れたか?」
春「なんか…すげー死にそうな夢見た」
九「だろうな」
春「は?」
九「…ほら。お前酔った勢いで社のケツ触りながらはるちゃんって呼べって連呼してたぞ。だからボスに寝てる間シメられてたんだよ」
春「!?!?!?」
「え…」
私は自分のお尻をサッと隠し、
三途くんは目を見開いて口元に手を添えた。
目がギョロギョロ動いて、何かの間違いだって顔してる。
でもココくんが証拠写真撮ってて私もそれを見て驚いた。
マ「ガッツリ触ってんじゃん」
春「…」
自分の手を眺め始める三途くん。
否定したくても写真のせいでどうにも出来ず
苦い顔をしていた。
マ「まぁでもココもちゅーしたから人の事言えねーぞ」
九「う…」
春「ハァ!?」
「へ!?」
九「ボスってほんと傷口に塩塗って来るよな…」
マ「自業自得〜」
春「…全部くそアマのせい!!!」
「私!?」
九「今回は俺もそう思いたい…」
「えぇっ」
マ「まぁ俺以外に甘えたAは有罪」
「佐野くんだったと思うんだけど…あれ?記憶が…」
九「それ俺だわ」
「……ごめんなさい」
マ「ふんっ」
気まずくそして微妙な空気になってしまった。
私は顔真っ赤だし三途くんは青くなってるし、
ココくんは冷や汗かいてるし…。
唯一佐野くんだけが普通に拗ねててくれて
逆に安心した。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月23日 23時