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そのうちだんだんと酔いが覚めてきた。
佐野くんがハッキリと見えるようになり、
私はふとした瞬間に覚醒した。




マ「んふふ」


「…」


九「上手く撮れてんだろ」


マ「さすがココ」


「…ハッ!!」




覚醒した瞬間に一気に現実に引き戻される。
辺りをキョロキョロ見渡して状況を確認する。




マ「ん?」


「…あ…」


九「社?」


「え…あの…」




なんか寒いと思い体を見るととんでもない格好で
しかもなんか濡れて…




「っ!?」


マ「A?」


「エッ!?あ!いや…!!」


九「あ、通常運転」


「さ、佐野くん私の服は!?」


マ「俺知らねーよ?」


九「あっち。社自分で脱ぎ捨ててたぞ」


「へ!?」


マ「えー?つかもう酔い覚めたの?」


「やっぱり酔ってたんだ私…!!」


九「ベロンベロンだったぞー」


「う…ココくん10万もらうからね…」


九「はいはい笑」


マ「なに10万って?」


九「酒飲んだら金やるって話してた」


マ「え、ずる。ココ俺にも」


九「ボスにはいつもやってんだろー」


マ「そうだっけ?」


九「おい」


「うー…」




とりあえず服を着ようと思ったけど
パンツが…その…湿ってて気持ち悪い。
かと言ってノーパンはキツいし…




「…」


マ「A」


「へ、なに?」


マ「風呂入る?」


「!…うん」


九「三途どーすんの?」


マ「後で起こせばいーだろ。A先行ってて」


「…え、一緒に入るの?!」


マ「は?なんか文句でもあんの?」


「い、いや…てかその…恥ずかしい!!」


九「あははっ!さっきまでちゅーしてちゅーして言ってた女とは思えねぇな笑」


「なっ…!!」


マ「へんたーい」


「わ、私悪くないもん…」




また何かしでかしてたことを悟り恥ずかしくなった私は
パンツのまま部屋を出てお風呂場に急いだ。




マ「あ!またそんな格好で外出る!待てよバカ!!」


九「んー(酔った時も良いが普通の社が1番しっくり来る)」









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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月23日 23時

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