10 ページ10
『広っ!!』
春千夜さんの部屋の中。
思わず走り回りたくなるような広さ。
私の部屋とは大違いだ。
「気に入ったかァ?」
『いや、ほんとに私はここに住まないといけないんですか?』
「あ?逆らったらスクラップ」
『は、ハイ。ここに住みます』
もう半分脅しじゃん。まぁ殺されるよりはマシなのかな。春千夜さんと一緒ってのはちょっとアレだけど、豪華な部屋だし会社からもそこそこ近いし、なんと言っても夜景が綺麗。なんやかんやで少し嬉しいかもしれない。
「必要なモンは明日部下に持ってこさせる。
Aちゃん、先に風呂入るか?」
『あ、そうしまーす。』
………風呂はどこだ。広すぎて全くわからん。
『お風呂どこですか!?』
「そこの突き当たりを右に行けばある」
『ど、ども。』
お風呂場に行った。いや、ここもゴージャスすぎる。
なんだよこの装飾品は!とか思いながら髪や身体を洗って湯船に浸かる。
脱衣所に置かれたタオルで全身を拭く。
そしてここで大事なことに気づく。
あれ、服どうしよう。
だがしかし、私の目の前には春千夜さんのスウェットの上下らしきものが置いてある。
これを着れってことかな?というか着ますよ。
着てみたけれど、ものすごくブカブカだった。
上のスウェットが長すぎてワンピースみたいになった。ズボンは、ズレるし意味がないので履かなかった。
お風呂場から出て、春千夜さんの居るリビングに戻ったら、彼はソファに座ってた。
「はっ!?」
『え、なななんですか…?』
こちらに気づいた瞬間、春千夜さんはズタズタと私に近づく。
「いや、待て待て。
可愛すぎんだろ。エ○すぎんだろ、Aちゃん!!
……はぁああああマジで好き。」
と言って抱きしめられた。
『エ○いは余計です!』
「やっぱ予定変更だわ。今から抱いてい?」
『嫌です!!』
764人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タムタム - 年齢設定違和感あるなぁ (2022年3月9日 1時) (レス) @page20 id: bc2f92c74f (このIDを非表示/違反報告)
めめ太郎(プロフ) - あっぷるさん» ありがとうございます!楽しんでいただけて何よりです☺️ (2021年11月3日 21時) (レス) id: fe46b500ec (このIDを非表示/違反報告)
めめ太郎(プロフ) - ATR214YSさん» ありがとうございます!! (2021年11月3日 21時) (レス) id: fe46b500ec (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - 初めて、陰ながらに見させていただいていました!とても面白くて面白かったです!お疲れ様でしたー! (2021年11月3日 20時) (レス) @page28 id: e7ca48453b (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした! (2021年11月3日 20時) (レス) @page28 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めめ | 作成日時:2021年10月15日 23時