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三つ目を言うときあんずは軽く震えていた。
何かしらのトラウマがあるらしい。
そんなわけだから、Aは軽く瀬名泉を警戒していたのだが……
「ちょっと、初対面で仲違いとか本当にやめてよねぇ！」
今のところその人が一番常識人のように見える。
Aが星見である以上Knightsと関わらないというのは難しい、らしい。
Edenは茨の管轄であるため関わることが少なかったが、ニューディの主力であるKnightsはそういうわけにはいかない、とコズプロを出るとき茨に言われたばかりなのだ。
何故こうも当たりが強いのかわからない。
もしかして本当にルカちゃんとやらに危害を加えたことでもあっただろうか？
『失礼、司さん、ルカさんって身長2メートル超の大男だったりしますか？』
「はい？！ルカさんはレオさんの妹さんですよ？！？！」
『ほな違うかぁ……』
ライブスタッフ時代に殴り倒した不審者がルカちゃんの可能性も考えたが違うらしい。こうなるともうお手上げである。
『えーっと……お時間いただきありがとうございました。司さん、凛月さん、泉さん、嵐さん、レオさん』
しょうがないので一旦切り上げることにした。
聞くところによると、泉とレオはつい先日帰国したばかりらしい。ただでさえ疲れているだろうに、自分といさせるのは申し訳ないというせめてもの心遣いだった。
やっと解放された、と言わんばかりの勢いで駆けていくレオを泉が呆れたように叱る。
「レオくん！はぁぁ〜……ごめんね、星見。レオくんにはこっちでちゃんと話しておくから」
『いえ、気にしないでください！Knightsさんと一緒に仕事ができるのを楽しみにしています』
Aの返答は表面的かつ当たり障りのない模範解答だった。プロデューサーとして以上の熱も感情も特にこもっていない。
「(あんずと違うタイプだ……いや、あんずとこの子は違うんだし当たり前か。この考えは双方に失礼だよね)」
Trickstarの瀬名評は散々なものだったが、基本的にこの瀬名泉という青年は良識的で真っ当な人物である。
もしAがESに来たばかりの頃彼に出会っていたら、もっと早い段階で前を向けていただろう。その場合あんずと仲良くなることは一生なかったかもしれないけれど。
しかし、そんなことは知る由もない二人は握手を交わす。
「俺もだよ。その時はよろしくねぇ」
『はい！』
Aは明るく笑って言った。
春が来たみたいに笑う子だな、と泉は思った。
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紅鮭(プロフ) - 蘆花さん» 温かいお言葉ありがとうございます！！蘆花さんの琴線に触れたようで何よりです……！石が尽き次第戻ってくるので気長にお待ちください🫶🏻 (3月29日 9時) (
レス) id: cc18d6b067 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - うわぁぁぁぁ…レオくん…レオくんッッッッ！！！もー…レオくん…としか言えない…！素晴らしすぎです！更新、ほどほどに待ってます！ (3月28日 21時) (レス) @page35 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭(プロフ) - らむさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！頑張ります！ (3月8日 21時) (レス) id: cc18d6b067 (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - すっごい面白くて引き込まれました…！更新頑張ってください…！ (3月7日 18時) (レス) id: af9a9b1d28 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭(プロフ) - ペネロッペさん» わーっ！コメントありがとうございます！！ペネロッペさんの言葉を励みに頑張ります👊🏻❤️🔥 (1月3日 21時) (レス) id: cc18d6b067 (このIDを非表示/違反報告)
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