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芳醇ディフュージョン! ページ24

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「……ってことがあって」

「初日で寮長に喧嘩売ったってことか!?」

「あの時は寮長クラスがどんがけ強えーのか、わかんなかったんだよ!デュースもエースも、入学してすぐ寮長に喧嘩売ったっきゃ!」

「うっ!いや、あれは喧嘩では……」

結果的には、完全にヴィル先輩を甘く見ていたエペルの自業自得が招いたってことか。
ブラザーたちのは喧嘩売ったっていうか、なんというか……まあ、私もその一人ですけど!


「地元じゃ、強くてデカくて逞しいのだけが“強い”ことの証明だったんだ。……昔からずっと、このナリでからかわれてきたから。今思うと、別に寮長は俺のことバカにしてたわけじゃなかったんだろうけど……」

「わかるぜ。しょっぱなでナメられちゃいけないと思うよな」

「で結局、その後一度も寮長には勝てずにずっと言いなりってわけ」

「なるほど。ダンスレッスンの時の『いつもの』ってそういうことだったのか。ハント先輩の言う通り、本当にただ喧嘩をしていたわけじゃなかったんだな」

エペルが好きにするためにヴィル先輩が必要で、それはただの喧嘩じゃなく、素の自分でありたいがため、か……。

「…………ルークが怖いぐらい穏やかに二人を見てたってことは、相当の回数重ねてるとみてよさそうだな」

「たしかに……いつも通りすぎる笑顔だったね…………」

今思い出すと、結構鳥肌とかたってくる……こわっ。


「寮長に勝てたら、好きにふるまって良いって言われてる。でも、全然ダメだ。

もっと強くなりてぇな……」

「………………」

“強くなりたい”

声を振り絞った、エペルの本当の願い。二人の間に無言の空気が流れ、波の音が聞こえる。
デュースは一呼吸置くと、口を開いた。



「__さっき、学園を出てくる前にアジーム先輩とハント先輩に言われたことがある。今の僕たちにしかない“パワー”を大事にしろって。
それで、僕なりに考えてみたんだ。僕の強さについて。それは多分……“すげー馬鹿なところ”かもしれない」

「えぇ?でもそれって、デュースがさっき言ってた自分の嫌なところじゃねぇんか?」

「ああ。でも…………『余計なことを考えないで突っ走れる』ってことでもある」

「「……!」」

なるほど。失礼かもしれないけど、一理ある。
頭がいい人って後先のことを考えて、慎重に物事を進める。もちろんそれもいいことなんだろうけど、時には頭より体を動かさなくてはいけない時もあるのだ。

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紅葉(プロフ) - 星空ブリキさん» いや、ほんと……来ちゃうよ……ディアソ最推しはツノ太郎なんだが、ヤツはオバブロの匂いを漂わせてやがる…!でも彼がオバブロすると真面目に世界崩壊免れん()とにかく最後、推しが笑っていれば全て解決なのだぁ!!!!!! (2022年12月18日 19時) (レス) id: 3f443412c7 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - 7章くるね…ディアソ民(主に俺はセベク推し同担かもん)にとっての最高の祭りじゃ。皆のもの、(推しに)太る準備はできた() (2022年12月18日 18時) (レス) @page26 id: d2bad01efc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉 | 作成日時:2022年12月11日 15時

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