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「僕は同時にいろいろ考えられるほど、賢くない。でもだからこそ、覚悟を決めたらゴールまで真っ直ぐ突っ走っていける。
これは、きっと僕だけが持つ“パワー”。僕の短所は、僕の長所なんだ」
「“パワー”……」
デュースは見つけたんだ。
先輩たちからの言葉から、自分で、自分の持つ“パワー”を。
「でもさ……んなこと言われたって納得いかねぇよ。俺に置き換えるんなら、この見た目のことだろ？華奢だったり、女顔だったり、そんなのが強いって言われたって……」
まだ悩んでいる様子のエペル。その時、プルルル……と電話の音が鳴った。
「電話だ。この番号は……実家から？
もしもし？」
『エペル！？あんた、送ったジュースどした！？』
電話口から聞こえるのは、女性の声。エペルと似たような言葉を使っているから……恐らく母親だろう。
「は？林檎ジュースのこと？友だちさ配れっていうはんで、配ったけど……」
『今、世界中からすごい数の注文入ってらんだよ！』
「はあ〜！？」
『なに起ぎだんだべと思って注文してきたお客さんさ『どこでこのジュースを知ったんですか』って聞いだのさ。
したっきゃ、『ヴィル･シェーンハイトの亀？を見た』どがなんだがって！ヴィルさんて、あんたのどごの寮長だべ！？』
「ヴィルさんの亀……って、もしかしてマジカメ！？ちょ、ちょっと待ってけ！」
私も急いでスマホを取り出し、マジカメでヴィル先輩のアカウントを開く。
そこにはエペルの実家で作られた、あの美味しい林檎ジュースの写真が載っていて、ハッシュタグもしっかりつけられていた。
『My routine! ＃レッスン後の1杯 ＃豊作村の林檎ジュース ＃自然の味 ＃お肌にも栄養』
「これって……こないだの！？」
「リツイート数もコメントも多い……トレンドもトップスリーを占めてるぞ……」
さすがは超有名タレント、ヴィル先輩！インフルエンサーにもなれるとかすご！
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紅葉(プロフ) - 星空ブリキさん» いや、ほんと……来ちゃうよ……ディアソ最推しはツノ太郎なんだが、ヤツはオバブロの匂いを漂わせてやがる…！でも彼がオバブロすると真面目に世界崩壊免れん（）とにかく最後、推しが笑っていれば全て解決なのだぁ！！！！！！ (2022年12月18日 19時) (
レス) id: 3f443412c7 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - 7章くるね…ディアソ民(主に俺はセベク推し同担かもん)にとっての最高の祭りじゃ。皆のもの、(推しに)太る準備はできた() (2022年12月18日 18時) (レス) @page26 id: d2bad01efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2022年12月11日 15時
