第四十五話 今までの話と・・・。 ページ2
取り敢えず話をしないと…
『僕らの試験内容は語り合うことなので…僕から質問、宜しいでしょうか…?』
兄「おう…」
『…コクヤ様は、家を出てから今まで何をしていらっしゃっていたのですか?』
兄「…俺は、日本に行ってた。」
『…もしかして、あの方に会いに!?』
兄「まぁな。…よくわかったな。(そんなに彼奴の事が好きか…)」
…?
『(嫉妬?…まさかね)それほどでも…』
兄「…そう云うAはどうなんだよ」
『ぇ…僕、ですか…?僕は今まで通り変わらずです』
兄「ふーん、そうか…」
僕の答えを聞き正直どうでもいいと云うような素振りを見せた兄様
はぁ…カッコイイ…(
兄「!?///」
パ(…A、お兄さんの事好きすぎで気持ち悪いよ?)
黙れパイロ←
平常心…平常心…
『…自分で聞いておいてなんです?その反応』
兄「別に。て言うか、お前も俺のこと云えねぇからな?(そんなとこも可愛いぞ…A…)」
『!?//…わ、かってます///』
兄「…//」 『…///』
・・・
あ、兄『「あの!/あのさ!」』
『…先どうぞ』
兄「あっ…いや、お前が先でいいぞ」
あ、兄『「…」』
兄「…せーので言うか。」
『は、はい…』
兄「いくぞ?せーの…」
あ、兄『「あの時はごめんなさい!/あん時はすまなかった!!」』
ぇ…
『あの、コクヤ様…何故謝るのですか?』
兄「Aこそ、なんで謝ってんだよ。」
『…僕、コクヤ様に酷いこと言っちゃったから…』
兄「俺はお前を否定する様なことを云ってしまって、怒らせたと思ったから…」
なんだ…
『…僕、別にッもぉッ…怒ってなんかッ…』
段々目頭が熱くなる…
兄「俺だって…あんなの、お前が本気で思って云った事じゃないってわかってる…」
『ぁ…ッ…あ"に"ざま"ぁ"ッ…!泣』
兄「!?ど、どした!?なんでそんなに泣いて…うぉ!?」
『ごめんなさいッ…ごめんなさいッ…兄様ぁッ…!』ギュッ
兄「ッ…A…」ギュッ
我慢していたものが次から次へと溢れ出してくる。
『貴方の居ない日々はもう懲り懲りですッ…だからどうかッ…もう二度とッ…僕の前から居なくならないでッ…』ギュゥッ
兄「!…ごめんッ…A、ごめんなッ…」ギュウゥッ
兄様は僕よりも強い力で抱き返してくれた
兄「もう絶対に離れないよ、A…」ナデナデ
『グスッ…当たり前ですッ…』
そうして僕らは無事に仲直り、そして試験をクリアする事が出来た。
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作者名:白夜 | 作成日時:2017年7月8日 0時