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開かずのま(ど) ページ9

埃っぽい部屋

今更ながら、私今日よくこんな部屋で寝てたよコレ。



「この部屋どのくらい使われてなかったんですか?」

「さぁねィ。前の隊士が辞めてからじゃねーんですかィ」

「・・で、あの突っ込み損ねましたけど、なんでナチュラルに私の部屋に上がり込んでんですか」



布団はさすがに埃をかぶっていなかったようで、その布団の上にどっかりと胡坐をかく沖田さん・・もとい沖田隊長。

指摘すれば、首を傾げて



「上司が部下の部屋に入るのに許可なんているんですかィ」

「いや、上司部下とかじゃなくて、プライバシーのですね・・」


なんて説得してみるも、あの土方さんのお説教すら飄々と交わしてしまう沖田隊長に、私なんか相手になるはずなかった。


とりあえず動く気のなさそうな沖田さんはほおっておいて・・だ。

私は掃除をしよう、と勢いよく窓を・・

窓を・・・・



「え゛」



備え付けられた窓枠を押してもびくともしない。

なんかギシギシ音はしてるけどまるで音だけ。

沖田隊長と同じく動こうとしないよこの窓!!



「どんだけ手入れしてないんですか!!もう!!」



地団太を踏めば、床がミシッていった。

これ、とんでもない部屋を貸し出されたんじゃないの、これ。



「あー、もうあっかない!!これエエエ!!!」



勢いよく体当たりをかましてみれば、バンッ!と鋭い音とともに、



「あーあ、やっちまいやしたねィ」

「アアアアアッ!!!」



砕け散った窓枠。


絶叫を聞きつけ、ドタドタと廊下を走る足音が聞こえて



「なに暴れていやが・・・、オイ」



サッと反射的に窓を隠してみたものの、私の体の大きさじゃ隠しきれず


無念。



すぐにそれを見た土方さんの低い声。



「スイマセンデシタ」

「・・ったく。自腹な」



残金持ち合わせてない私への無慈悲な宣告。

第一回見廻りドンドンパフパフ→←一番隊配属おめでとう



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神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます!!がんばります!!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした!勿体ないお言葉ありがとうございます!!がんばります!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……! 更新頑張って下さい!! (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい^^面白いです^^続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます!話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを! (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/  
作成日時:2016年5月1日 21時

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