【文スト】元 天才ハッカーは太宰 治の彼女だった……

十三話目 ページ17

国「港を縄張りとする兇悪な
ポートマフィアの狗だ 名は芥川

マフィア自体が黒社会の暗部の さらに 陰のような 危険連中だが

その男は 探偵社でも 手に負えん」

中「何故___ 危険なのですか？」

国「そいつが能力者だからだ
攻撃に特化した 頗る残忍な能力で 軍警でも手に負えん

俺でも___ 奴と戦うのは 御免だ」


-現在-

中「途んでもない処に入っちゃった」

谷「まァまァ ボクでも続けられてる位だから大丈夫ですッて」

中「でも 谷崎さんも【能力者】なのでしょう？ どんな力なんです？」

谷「や あんまり期待しないで下さいよ 戦闘向きじゃないンですから」

ナ「うふふ……」

谷崎の腕に絡み付くナオミ

ナ「兄様の能力 素敵ですわ ナオミ
あれ大好き」

谷「止めなッてナオミ ……こんな処で」

兄妹ではなく、カップルに見える二人

しかし……

ナ「あら 口応え？
生意気な口は どの口かしら」

青くなる谷崎とは反対に赤くなる敦

すると……

「着きました」

女性が目的の裏路地を示す

その裏路地は、暗く 冷たく 少し
不気味だった

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