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「久しぶりだな」
『……織田作』
懐かしい声だった。
『…やっぱり、織田作に何と言われてでも異能を使うべきだった。』
「…そうか。俺は子供たちにも会えたから、よかったけどな。
唯一の気がかりは太宰だが。」
…まだ煙草吸ってたのか。
身体に悪いからやめろって言ってたのに。
『太宰さんは、あの後マフィアを抜けた。今は武装探偵社で働いているらしい。』
「……そうか。よかった。」
織田作は軽く笑った。
私は隣に腰かける。
『煙草、やめる気ないの』
「…ないな」
『酒は』
「……ない」
相変わらずの反応に私も少し笑ってしまった。
『少し頂戴』
「未成年だろ」
『何時の話』
織田作は新しいグラスに少し酒を注いで、私の前に出した。
”私も飲みたい”
”未成年だろ”
”太宰さん飲んでた”
”……”
懐かしくて、心地良い。
そして、高くグラスを掲げた。
「久しぶりの再会に、」
「『乾杯』」
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きーぼう。(プロフ) - レイラさん» わわ、超絶面白いなんて...!ありがとうございますっ!頑張ります(。・ω・。) (2017年1月6日 9時) (レス) id: 2bc3457806 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 超絶面白いです!!更新頑張ってください!! (2017年1月5日 23時) (レス) id: fb73011530 (このIDを非表示/違反報告)
きーぼう。(プロフ) - 雨さん» ありです(●´ω`●)僕もちょくちょく見に行くねぇ。お互い更新頑張りましょっ。 (2017年1月5日 17時) (レス) id: 2bc3457806 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - きーぼうさんらしい作品で落ち着いてるね。文が簡潔で分かりやすいのは流石だと思います。此からも此方に顔出すんで、更新頑張ってくださいな (2017年1月5日 14時) (レス) id: c5b0bdb13f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きーぼう。* x他1人 | 作成日時:2017年1月2日 21時