検索窓
今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:20,167 hit

4 ページ5

「なんで私を誘ったの?」
「お近づきになりたくて」
「•••はぁ」

以前より、彼が大人っぽくなって、カッコよくなった気がする。

「うん?」
「へっ、いや、何でもないっ」

いつの間にか倉元を見つめていたみたいだ。
恥ずかしくて一気飲みしてしまった。

「私さ、疑問なんだよね。有馬さんが何で私を生かしたのか。聞いてもさ、『なんとなく』としか答えてくれなくてさ、お前の狙いは何なんだよ、まったく」
「•••凜花さん、酔ってます?アルコール弱い•••?」
「酔ってない!」
「酔ってるって•••」
「お前、そんな事言うと•••殺すぞ」
「怖いんですけど」

なんとなく、ぽやっとしますけど。
しかも、倉元から誘ったくせに、帰ろうとか言い出すし。

「やだ」
「ちょ、凜花さん•••誘って悪かったですって。帰りましょ?ね?」
「•••送ってって」
「はいはい」

少し飲んで、食べて、帰った。
クインケがやけに重たく感じる。

「持ちましょうか?」
「へーき。だいじょーぶ」

私、どう思ってるのかなぁ、倉元のこと。
分かんなくなっちゃった。

「ちょ、凜花さん⁉」

気付けば、抱きついていた。
なんでかは分からない。

「•••勘違いしちゃうじゃん•••」

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:渡辺りんか x他2人 | 作成日時:2017年3月28日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。