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長い1日が、もう直ぐ終わる。
そういえば、"あの日"からみんなにあっていない。
どこで何をしているのだろうか。

「みんな元気かねー、ミカ」
「知り合いじゃないんだから、私に聞かないで」

今喋っているミカは、喰種だ。
CCGで働いている。
私のクインケ。

本名神崎美香は、4区に住んでいる喰種だ。
人間を襲おうとしているのを、偶然私が見つけ、止めた。
食事を取られた彼女は怒っていたけれど、戦って私が勝ち、クインケにした。
言い方は合っているかわからないが、「生け捕り」ということだ。今は三等捜査官としてここにいる。
そこそこ強いし、可愛いし、鱗赫。自分のクインケと赫子を合わせれば、全タイプ揃ったということになる。

•••私って、性格悪いな。

「ねぇ」
「うん?」

声もかわいい。性格は•••

「さっきっから視線が凄いんだけど」
「それはミカがかわいいから」
「じゃなくて!糸目のやつ!何あれ!」
「•••あぁ。ほっとけば?」
「あんた相手してあげなさいよ!」
「えー」

何故見ているのかは知らないが、ほっとこう。無視、無視。

「凜花さーん!」
「うわきた」
「ご飯行きません?」
「は?•••いいよ」
「やったー!いつ終わります?」
「ぇえ、もう直ぐ?」
「じゃあロビーで待ってますね!ミカちゃんも、どう?」
「遠慮する」
「じゃあ2人でいきましょ!」

ミカは人間とのお戯れは嫌いなのだ。
そりゃそうだ。喰種だし、4区出身だし。
「じゃあ!」と言って、いつかの時みたいに走り去っていった。

「あんたよくあんな奴と平気でいれるわね」
「好きでいるわけじゃないんですけど」
「どこがよ。嬉しそうじゃない」
「えー?•••あ、有馬さんに言っとかなくちゃ」
「うん。行っておいで」

後ろに立ってた。

「うへぇ!いたの⁉」
「うん。最初から聞いてた」

怖いんですけど。
というか、よく有馬さんの前で誘えたな、あいつ。

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作者名:渡辺りんか x他2人 | 作成日時:2017年3月28日 2時

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