島田さんの恋愛事情2 (ページ14)

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家が出来たというので、今日はこれからQs達と暮らすことになる家"シャトー"へ、ハイセと一緒に向かった。

「凜花•••ごめん。あまり迷惑はかけない様にするから•••」
「ああ。そうしておくれ•••なに？ルームシェアって、私、方向音痴なんですけど。無事帰宅出来るかなぁ」

私は、中学時代、友人に「島田方向音痴だね」と言われた事がある。

Qs施術は、嘉納の喰種化施術とあまり変わらない様な気がするのだけれど。
「如何なものか」と思う捜査官も、少なくはない。

「あ、ここだよ」

ハイセに声を掛けられ、ぐりんと首を90度左に向けてみたら、豪華な家が建っていた。

「うわぁ•••！でっかい•••きれい•••」
「そりゃあ、新築だもの。綺麗だよ。Qs増員になった時の為に、部屋が何部屋か余分に設けられているみたい。家具も、必要なものは、あらかじめ用意してくれている」
「へぇー」

そこそこ金持ちが住む家だよ、これ。
CCGも、太っ腹やなぁ。

「あ、引越しというものが待っていた•••」
「そうだね。帰って準備しなくちゃ」

ハイセと別れ、家に帰った。
綺麗な家に住めるということで、私の気分な今は上がっていた。

「まだ私とハイセだけだけど•••」
「ああ」
「そういえば、Qs何人いるの？」
「4人」

4人か。多いな。
アカデミーあった人とかいるかなぁ。

「ちょくちょく帰ってきていい？」
「いつでも良い」

いやぁ、楽しみだわぁ。
初めてこの話を聞いた時の気持ちは、無くなっていた。