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髪の団子の部分だけをほどいた私は、音楽室で一人彼女を待つ。
こんなこと…前にも…。
あぁ、あの時ですね。
今の空気が、あの時、文化祭の日にすごく似ていた。
髪をほどき、音楽室で一人彼女を待っていたあの時。
ただし、完璧に似ているというわけではない。
あの時の時間と今の時間。
そして、あの時の私とは比べものにならないほどの心臓の動き。
それにプラスして緊張もしていた。
普段あまり緊張などしないのに、今日は何故か緊張していた。
彼女に会えるのがそんなに嬉しいんだろうか。
顔が緩むのを必死に抑えた。
そんな事をしていると、外から足音が聞こえてきた。
彼女が来たんだろうか。
「し、失礼します…」
小さな声と同時に開けられるドア。
そこには見覚えのある姿が
「お待ちしておりました」
彼女の顔を真っ直ぐに見つめて、言葉を放つ。
私の声にびっくりしたのか、彼女はうつむいた顔を上げ、目を丸くした。
「ひ、日々樹くん…？」
久しぶりに聞いた彼女の声で告げられる私の名前。
そんな彼女の声に返事をすると一気に顔を明るくし、
「また会えて嬉しいよ！」
眩しい笑顔でそう言った。
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月雨(プロフ) - なすびさん» ありがとうございます！ (2018年5月15日 0時) (
レス) id: c09db6c880 (このIDを非表示/違反報告)
なすび(プロフ) - 月雨さん» コメントありがとうございます！ショートかどうかはご想像にお任せしますが、長くはないですね！ (2018年5月14日 20時) (レス) id: d450c95557 (このIDを非表示/違反報告)
月雨(プロフ) - いきなりすみません夢主ちゃんはショートヘアなんですか？ (2018年5月14日 12時) (レス) id: c09db6c880 (このIDを非表示/違反報告)
なすび(プロフ) - しーちゃんさん» もったいないお言葉ありがとうございます！これからも頑張ります…！ (2017年10月8日 17時) (レス) id: d450c95557 (このIDを非表示/違反報告)
なすび(プロフ) - ほたるさん» そう思って頂けて嬉しいです！新作もよろしくお願いします！ (2017年10月8日 17時) (レス) id: d450c95557 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすび | 作成日時：2017年5月5日 14時
