【瀬名泉】逃げる私と追いかける君【ラブライブ！サンシャイン】 (ページ3)

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2話ページ3

不思議そうにこちらを振り返る彼女。

曜「なんでしょうか？」

貴「……ごめんなさい。渡辺曜さんであってるかしら？さっきのところ名簿で見てしまったんだけど…」

曜「はい！私は渡辺曜っていいます。走って行っちゃった子は高海千歌ちゃんっていいます。」

貴「自己紹介ありがとう。呼び止めてごめんなさい。さぁ行って。見失ってしまうわよ。」

曜「はい！じゃあこれで失礼します。」

そう言って走って行ってしまった。
……無鉄砲な一人にそれを支える一人……あぁ懐かしい。。。

そして何より…………

あの子の青の瞳が私の心の奥を貫いた。青くいや…光に当たるとアイスブルーに輝く瞳はまるで………

貴「いやになっちゃうなー。全部忘れられるって思ったのに…」

私の一言が誰もいない廊下に響いた。

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side 瀬名

一つだけのマグカップ。
一つだけの歯ブラシ。

あいつが居なくなって一か月経った。
あのバカのことだから俺に迷惑がかかるんだと思って逃げたんだろう。

色々調べたが情報は掴めない。

俺は彼女が好きだった場所や物で検索をかける。彼女が行きそうな場所にオフの日に探しに行こう。

泉「絶対捕まえてやるんだからね、待ってなよA……」