ライバル意識と原因【暇猫】 ページ34
「いらっしゃいませ〜…って、信乃ちゃんに八雲さんだ〜
どうしたの?2人で来るなんて珍しいね〜」
何処か嬉しそうに笑いながら香澄は信乃と八雲を出迎えた
信乃と八雲はとある事が原因で互いにライバル意識を持っている為、二人で一緒に来る事などそうそう無い
兄と友人が一緒に来てくれる事は香澄にとって嬉しいことなのである
「九条が明魅乃に詫びの品を届けに行くと聞いたからな…お前に手ェ出さねェ様に一緒に来ただけだ
そうじゃなけりゃ一緒に来ないからな」
信乃を指さしながら嫌そうな顔して言う八雲
「出す訳ないでしょーって言っても信じてくれなかったんだよー」
そんな八雲に指ささないでよーもーと指をさされたことが少し嫌そうな信乃
「あはは、喧嘩しないでね〜」
これはいつもの様子なので香澄は気にせず笑ってる
「それで、信乃ちゃん
お詫びの品って何〜?」
何かお詫びされることしたっけ?不思議そうな顔をしながら香澄が問掛けると
「この前の吉原での件でお世話になった人達にお詫びの品を持って行って欲しいって総長さんからお願いされたのー」
はい、これーと言って信乃は香澄に袋を渡した
「こんなの良かったのに〜
総長さんにありがとうございます。またご贔屓に〜って伝えといてもらっていい…?」
「うん、分かったよー」
信乃からの返事を聞くと香澄は嬉しそうに深雪と神影に彼岸花からお詫びの品貰ったよ〜と伝えに行った
「はぁ……やっぱり俺の妹可愛い」
嬉しそうに伝えに行った香澄の姿を見て八雲は愛おしそうに呟いた
「八雲君だけの香澄ちゃんじゃ無いけどねー…」
ボソリと呟いた信乃の声を八雲は聞き逃さなかった
「あ゛?何言ってやがる…俺の妹なんだから俺のに決まってるだろ」
「お兄さんってだけでしょー
八雲君だけのじゃないよー」
互いを睨み合いながら喧嘩が行われる
この時点で察する人は察するだろう
この2人がライバル意識を持っている原因が何であるかということを
八雲の妹―香澄を取り合いして持たれたライバル意識なのだ
「あ!また喧嘩して〜…
喧嘩しないで僕が作った新作ケーキ食べていってよ!」
出来たら食べた感想聞かせて欲しいな…?
そう言いながら香澄は少し恥ずかしそうにケーキを持ってやってきた
そう言われると信乃も八雲も喧嘩をやめて香澄からケーキを受け取った
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夢沢夏美(プロフ) - 更新しました (2019年1月29日 16時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)
夢沢夏美(プロフ) - 更新します (2019年1月29日 16時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)
月輪(プロフ) - 終わりました (2018年9月30日 0時) (レス) id: 70f70208e4 (このIDを非表示/違反報告)
月輪(プロフ) - 更新してきます (2018年9月29日 23時) (レス) id: 70f70208e4 (このIDを非表示/違反報告)
夢沢夏美(プロフ) - 終わりました (2018年9月28日 11時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:血塗られし彼岸花参加者 x他6人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年9月17日 21時