『ＢＬＥＡＣＨ』とある商店と、平凡な少女。

第三十七斬　駆ける。 ページ37

「黒崎君っ」
「う、浦原！？」
「君は……同じクラスの！」
「自己紹介は後でにした方がいいんじゃないですか。……
あのデカいの、口開けてますよ」
大虚は口を開け、何かを狙ったように下を伸ばした。
大虚が舌で貫いたのは……。
「！！」

「な……仲間の虚を……喰ってる……なんて奴だ……！」

奴は真下にいる虚を口元まで舌で運び、その巨大な歯で噛み砕いた。
「あんな奴とどうやって戦えば……」
呆然と眺める石田の横で、Aが射抜くような視線で大虚を見据える。
「……へへ……」
と、黒崎が不自然に笑い出した。
「……何が可笑しい？黒崎」
「どうかしました？」
「……あんなバケモノ相手に戦い方なんて考えたってしょうがねぇだろ……」
「何……？」
「あんな奴は……」
「？」

「斬って斬って斬って斬って力の限り斬り倒す！！それ以外に無ぇッ！！！」

黒崎はそう叫ぶと「行くぜお前らァ！！！」といって走り出した。
「ま……ままま待て黒崎ッ！！仕方ない……えっと」
「浦原Aです……行きましょうッ！」
「あ！待つんだう、浦原さん！」

Aも黒崎に続いて走り出した。

第三十八斬　必要。→←第三十六斬　大虚(メノスグランデ)。

ラッキーカラー

あずきいろ

今日の斬魄刀は？

瑠璃色孔雀

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