第三十五斬 既視感(キシカン)。 ページ35
「……何この虚の数……って、アレは石田君に黒崎君？」
Aが立ち止った目の前には、大勢の虚に囲まれている石田と
黒崎の姿があった。背中を合わせ、石田は白い弓で。黒崎は巨大な斬魄刀
で戦っている。
「あの二人あんなに仲良かったの……？って、うわっ」
虚の一匹がAに襲いかかってきた。さらりとかわし、紅雲を虚の首にあてる。
両者の動きが止まり、虚の表情は恐れをなしたものへと変化していく。
「まったく、空気の読めない虚だね……っと！」
気持ちいいほどに、虚がスパンと斬れる。……先ほどの戦いで紅雲に
血液が大量についてしまった。あまり見ていて良いものではないが、
力が増すなら別というものだろう。
「っつ……気づかれちゃったな」
周りにいた虚たちがさらにAに襲いかかる。
「どうしよう…………あれ、襲ってこない」
襲ってくるかと思った虚たちが天を仰いでいる。先ほどもみたような光景だが。
「！！」
Aが空を見たのを合図にしたかのように。
巨大な……�犁�のような何か�瓩�、空を割って侵入してきた。
「な……何だよあれ……！？デ、デカいなんてもんじゃねぇぞ！
あれも虚か！？」
「ぼ……僕が知るわけないだろう！」
石田と黒崎も驚き、思わず動きが停止する。
「大きすぎる！なんなのあれ……っ！！」
そういっている間にも、三人に虚がにじり寄ってくる。
「くそ……ッ」
万事休すかと思われたときだった。
あたりに、ガガガガガというマシンガンのような音が響いたのだ。
「！！」
「……こ…………こんにちは……」
「ウ、雨ちゃん！？」
「黒崎サ―――ン！助けに来てあげましたよ―――ン♪」
「てめぇは……ルキアの知り合いのゲタ帽子！？」
「て、店長！！？……みなさんまで！」
「や――っと見つけた。ここにいたんスかぁ、Aサン」
そしてかつて市丸と戦った時のように、浦原は姿を現したのだった。
ラッキーカラー
あずきいろ
今日の斬魄刀は？
瑠璃色孔雀
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雲風(プロフ) - 有紗と主人公の設定を直しました。特に現状のストーリーには関与してきませんのでご安心ください。 (2018年3月27日 21時) (
レス) id: 73159258cc (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - ４９話まで埋まった……だと……！？きりがいいので次の話からは続編に移行しますねー。 (2015年3月28日 19時) (レス) id: 5fa6668ea5 (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - 更新が遅れてもうしわけありません！！！ (2015年3月22日 10時) (レス) id: 5fa6668ea5 (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - ニンジンさん» コメ返が遅れてすいません。夜一さんは口調が難しいですねー^^;精進します。そして、また会話に入れてもらえないという……w毎回コメントありがとうございます！ (2015年1月1日 14時) (レス) id: c7f5057e19 (このIDを非表示/違反報告)
ニンジン - 更新ありがとうございます。 じゅ、重要っ…！？それは楽しみです！！ 夢主ちゃん起きましたね(`∀´)夜一さんとの絡みも面白いです！ これからも応援しています！！頑張って下さい！！ (2014年12月14日 3時) (レス) id: a55dc0171d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲風 | 作者ホームページ：http://kumokaze415.blog.fc2.com/
作成日時：2013年9月15日 18時
