『ＢＬＥＡＣＨ』とある商店と、平凡な少女。

第三十一斬　再び。 ページ31

「……店長」

「ハイ？」
「すみませんっっ！！」
「あ、ああっ！Aサン、戻ってください！Aサン！」
浦原商店から駆け出す。何故だか、走らなくては……そう思った。
めちゃくちゃに駆け回る。視界の隅に人が映る。その人たちも、
なんとなく不安な表情をしていた。

「はぁっ……はぁっ……」
立ち止ったところは、ビルとビルの間。
周りのビルはそこまで高くはないのに、私の立つところはとても暗かった。
「……っ、あ……？ここ、どこ？」
なんでこんなところに来てしまったんだろう？
と、その時だった。

≪キエェェェェェエェェェェェエエエァァァァァアアァァァアアッッッ！！！！≫

「っ！？」
化け物の、叫び声が聞こえた。……虚だ。
≪ケヘヘヘヘッッ！！ウマソウダ……ウマソウダァッ！！！≫
「…………なんで、こんな時に限って死神になれないのよっ！！」
逃げようとした、その一瞬のうちに奴は背後に回ってきた。
「っあ、く、来るな……っ」
言葉にならない感情が、私を襲ったその瞬間。

『まったく……おとなしくしてろって言ったろうが』

赤黒い雲が私を包み。

「……ごめんね、紅雲」

……雲が晴れたとき。

私は……再び死覇装を身にまとっていた。

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ラッキーカラー

あずきいろ

今日の斬魄刀は？

瑠璃色孔雀

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