第二十六斬 心配。 ページ26
「お、おっかえりなさーいAサン♡」
「……恥ずかしいからやめてくれませんか店長。大声出しながら出迎えるの」
今日も何事もなくこなし、私は帰宅した。……店の前に変な店長はいたけれど。
「変な店長って……ひどいなーAサン。アタシは立派なハンサムエロ店主ッスよ？」
「自分のことをそう表現する時点で十分変人ですからね」
アホ店長に事実を言って店内……もとい自宅に入る。さりげなく心を読まれたのはきっと
気のせいだ。そうに違いない。
「もー……。Aサン、反抗期ッスかぁ？寂しいッスよ」
「…………」
構ってちゃんなオジサンは無視していくに限る。そう思いながら靴を脱ぎ、自室に向かった。
「え、ちょAサーン！？無視ッスかぁー！？」
……気にしない、気にしない。そう自分に言い聞かせながら部屋に向かう、その時だった。
「！！」
何かが現れた……そんな感覚がした。……虚か。
「……行かなくちゃ」
前は出会えなかった�犂躙鵜瓩澄３領┐歪磴い韻鼻△Δ泙�いけばまた死神に戻れる。
行こうと家内をダッシュした……が。
「わぷっ」
「ダメッスよAサン。危険です」
……店長に邪魔された。というか、店長にぶつかった。
「行かせてくださいってば！」
「ダメッス。何度も言いますが、アタシは貴女を危険な目に遭わせたいワケじゃないんスよ。
むしろ、貴女には平和に暮らしてもらいたい。だからここまでして貴女を止めてる」
「知ってますよ、でも私にだって守りたいものぐらい」
「あるんスか？本当に」
……え？
「貴女は、本当に何かを守りたいから行くんですか。もしそうだとするなら、
何を守りたいんですか？守りたいから自分が危険な目に遭うんスか？貴女を守りたい、
そう思っている人がこんな近くにいるのに」
「…………わ、私は」
「どうなんスか？自分の危険をかえりみずに出て行って、それでもしAサンが
傷ついたとしたら？……死んでしまったとしたら？」
「……！」
「そのとき、貴女は死神にはならない。ただの死者ッス。死神になるにもかなりの時間と
労力を使いますし、貴女が大好きな人々とも会えなくなってしまう。
……運が悪ければ、虚になってしまうかもしれない」
「それでもいいんスか？正直、今の貴女が行っても死ぬだけだと思いますよ？」
「……」
「わかり、ました」
「……スイマセン、少し言い過ぎました。まぁ、それくらいアタシは過保護なんスよ」
「……嫌いです。店長」
「…………スイマセン」
ラッキーカラー
あずきいろ
今日の斬魄刀は？
瑠璃色孔雀
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雲風(プロフ) - 有紗と主人公の設定を直しました。特に現状のストーリーには関与してきませんのでご安心ください。 (2018年3月27日 21時) (
レス) id: 73159258cc (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - ４９話まで埋まった……だと……！？きりがいいので次の話からは続編に移行しますねー。 (2015年3月28日 19時) (レス) id: 5fa6668ea5 (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - 更新が遅れてもうしわけありません！！！ (2015年3月22日 10時) (レス) id: 5fa6668ea5 (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - ニンジンさん» コメ返が遅れてすいません。夜一さんは口調が難しいですねー^^;精進します。そして、また会話に入れてもらえないという……w毎回コメントありがとうございます！ (2015年1月1日 14時) (レス) id: c7f5057e19 (このIDを非表示/違反報告)
ニンジン - 更新ありがとうございます。 じゅ、重要っ…！？それは楽しみです！！ 夢主ちゃん起きましたね(`∀´)夜一さんとの絡みも面白いです！ これからも応援しています！！頑張って下さい！！ (2014年12月14日 3時) (レス) id: a55dc0171d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲風 | 作者ホームページ：http://kumokaze415.blog.fc2.com/
作成日時：2013年9月15日 18時
