【おそ松さん・ホラー】もう、何も奪わないで･･･。

【ﾄﾄﾞ松side】 ページ29

一松兄さんがやられた。



トド「十四松兄さん。次は僕が行く。」






十四「･･･え?!!ちょっと待ってトッティ!!!トッティは、弱いよね?!!」


トド「ｸﾞｻｯ(((･････まぁ、そうだね」



十四「おれが行くから!!ね?!!」



トド「うん･･･ごめんね、十四松兄さん･････。
僕は行くよ。僕がもしもの時は･････あとは頼んだよ。」




十四「トド松････!」



十四松兄さんはそれ以上僕を止めようとしなかった。






僕は刃の欠けたノコギリを手に取り、バケモノを笑顔で見つめた。









トド「よろしくね、バケモノさん♪」







ノコギリをバケモノに向かって振り回す。









ノコギリ振り回す事しか出来ない僕だけど。






兄弟の中でも守られてばっかな僕だけど。






誰も守れた試しの無い僕だけど････!!!









＿＿＿少しは、守らせてよ＿＿＿。









バケモノの鋭い爪が、僕の肩にゆっくり刺さっていく。






スローモーションを見ているみたい。



肩に激痛が走る。



でも、少しは守れたかな？









守れたなら･･･後でちゃんと誉めて、よね･･････････。









十四「トド松＿＿＿＿＿＿＿＿!!!!!!」









僕が倒れる音と十四松兄さんの悲痛な叫びが重なった･･････。

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