遠いSOS 1 ページ26
主人公side
貴「ふー、またたくさんご馳走になっちゃったな。」
少し膨れたお腹をさすりながら、オレは沢田家からの帰り道を1人歩く。
黒曜での顔合わせを終わらせた後、オレたちはツナの家へ行ってランボとコウちゃんを会わせた。
ランボ『わー！知らない奴だ！』
イーピン『△×◯？』
コウ『名前？私は星野コウって言います」
フゥ太『星野？僕も星のフゥ太って言うんだ！』
コウ『なんと！おそろいじゃないですか』
貴(案外チビたちとも仲良くできてたな。
…根は良い子なんだよな。たまに礼儀がなってないだけで)
その後、オレたちは奈々さんの夕飯をご馳走になり、リボーンさんに今日あったことの報告をして今に至る。
コウちゃんはオレの家までついて来ようとしたけど、全力で拒否したら渋々自宅の方へ帰って行った。
本来ならば信用してない人間を仲間に会わせるべきじゃない…でも、彼女のことは7割がた信頼しても良いと思ってる。
貴(リングの件は疑問が残るけど、助けられたりしたのは事実だし…)
リングの件を思い出したのと同時に、オレは正一くんからデータマップをもらっていたことを思い出す。
立ち止まってスマホを取り出すと、メールで詳細が届いていた。
貴(北イタリアのはずれにある森…ここで、ブルーベルが連絡を取ってきたわけだ)
ユニちゃんたちの屋敷とははるかに離れた場所。そこで、なにをしていたんだ…？
貴(やっぱり今週末は、イタリアに行こう。
正一くんも誘ってみようかな…)
スマホから目を離し、引き続き家まで歩こうとしたその時──
貴(後ろに2人…)
誰かがあとをつけてくる気配。
コウちゃんではなさそうだが…
貴(まさか、見合いで逃した敵がここに…？)
チラッとバレないように後ろを振り返ると、見覚えのない男が2人。
どこからどう見ても一般人だが…術士だとすればその姿も偽りだろう。
貴(さて、どうするか…)
捕まえるか、ひとまず逃げて泳がせるか。
そんなことを考えながら歩調を変えずに歩いていくと…前からスーツ姿の男が歩いてきた。
彼とすれ違ったその途端、スーツの男はオレに小さく耳打ちをする。
「歩いてすぐ、右側の路地へ入れ」
聞き覚えのある声でそう言うと、男はそのまま去っていく。
貴(……。)
オレは驚いたフリもせず、ただ平然と歩きながら男の言う通りに右側の路地へと入っていった。
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らっく(プロフ) - 今日もたくさんの評価ありがとうございました！更新増やさせていただきました〜 (2019年3月17日 21時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ラスクさん» コメントありがとうございます！ついにコウちゃんの正体が見え隠れしてきましたね〜果たしてミルフィオーレに何が起こっているのか、こうちゃんの目的はなんなのか。続きをどうぞお楽しみに！ (2019年3月17日 20時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ラスク - こ、コウちゃん！？と口に出してしまいそう…それぐらい引き込まれました！続き楽しみにしてます (2019年3月17日 16時) (レス) id: e26ee02319 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 評価すごくうれしいです！ありがとうございます！お礼にたくさん更新しますので明日もお楽しみに！ (2019年3月16日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» ありがとうございます！ここから先は怒涛の展開ですのでお見逃しなく…ー (2019年3月16日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年3月15日 14時
