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おそ松と話し合うこと20分。
ついに目的のトド松が家に帰ってきた。

「ただいまー…って、A、来てたんだ!言ってくれたら良かったのに…」

「あー、うん」


いつも通り、トド松が私に気が付いて近づいてくる。
普通ならならここで私もトド松に近づくけれど、今は作戦中だから近づくことはしなかった。
そんな私に、トド松も少し不思議そうな顔をする。


「じゃ、私そろそろ帰るね」

「あれ、もう帰っちゃうの?」


すくっと立ち上がって鞄を持った私にトド松が話しかける。
それだけのことが嬉しいし、本当はもうちょっといたいけど…


「うん、またね。…おそ松も今日はありがとう!」

それだけ言って私は襖を開けて玄関に歩いて行く。


家が近いということもあり、いつもはここで一人で帰るはずだけれど、

今日は少し違う。



「俺も用事あるし、送ってく」

「…いいの?」

「まーな」


玄関で靴を履いている私に、リビングから出てきたおそ松が声をかけてくる。


そこで、私はおそ松とともに松野家を出た。




「……さみー」

「そんな薄着してるからだよ…ほら、上着貸してあげる」

「おー、暖かいな」


ブルリと震えるおそ松に持っている上着を貸してあげる。



「ね、こんなのでトド松に仕返しできてるの…」

「勿論。俺たち六つ子なんだぜ?考えくらいわかるっての」


そう言って鼻の下を擦るおそ松。


実を言うと、これも作戦の一つ。

いつもは一人で帰る私を、おそ松が急に送り迎えをし始めたらトド松も不審に思うだろう。という、おそ松からの提案である。




作戦一つ目、成功
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ゆき - おそ松兄さんがとても哀しいイイイイ!! (2016年11月11日 16時) (レス) id: f1726e7418 (このIDを非表示/違反報告)
魔女? - おそ松兄さんが兄さんしてて感動! (2016年4月3日 23時) (レス) id: f29a288e89 (このIDを非表示/違反報告)
一松を心の奥底から愛している一松girl - おそ松が切なくて泣きそうになりました! (2016年2月29日 21時) (レス) id: 63f8e6bbc7 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - 最初から最後まで最高でした…!素敵な時間ありがとうございます!おそ松兄さんにもトッティーにもキュンとしてしまいました…最後が切ない;; (2016年1月28日 18時) (レス) id: 59fe272c60 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるパイ☆ - 最後涙線崩壊しました… おそ松兄さんの優しさに感動です!! (2016年1月14日 17時) (レス) id: dd83426629 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫(=^・ω・^)ノ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年12月9日 12時

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