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「…き……おい、起きろって」


誰かが私を呼んでいる。
その声に反応しつつも、私はまた眠りに入ろうとしている。


「んー…もうちょっと…」


誰かの声でだんだんと意識が覚醒する。まだまだ眠りたいのに、と思いながら布団をかぶると剥がされてしまった。


「起きろ、A。バイトあんだろ?」


バイト。


その一言で、今までぼやけていた記憶が全てはっきりしてきた。
そうだ。バイト。バイト行かなくちゃ。


てか、今何時。
それより


「お、おそ松、なんでいるんだっけ」

あれ、なんでだっけ。
ぼんやりとした頭で昨日のことを必死に思い返す。

チビ太の店に行って。

他の店に行って。

おそ松が急に泊まるって言い出して。



あぁ、そうだ。そうだった。
昨日、おそ松はうちに泊まったんだった。
段々と意識もはっきりしてきて、昨日のことを思い出していく。


「…A、時間やばいんじゃね?」

「え?」


ちらり。時計を見る。

バイトが始まるのは、1時半から。
バイトに行くのには15分かかる。

そして、今は1時だ。


「ね、寝坊した!!!」

バッと起き上がって、服を準備しながらお風呂を沸かす。
ご飯食べてる暇はないと考えて、とりあえずお風呂から出たらすぐに行けるように準備をしていった。


「俺、帰るけど、大丈夫か?」

「う、うん!またね!」


ちらりと玄関を見ると、笑うおそ松が見えた。
ひらひらと手を振れば、返してくれたあと玄関から出て行った。


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ゆき - おそ松兄さんがとても哀しいイイイイ!! (2016年11月11日 16時) (レス) id: f1726e7418 (このIDを非表示/違反報告)
魔女? - おそ松兄さんが兄さんしてて感動! (2016年4月3日 23時) (レス) id: f29a288e89 (このIDを非表示/違反報告)
一松を心の奥底から愛している一松girl - おそ松が切なくて泣きそうになりました! (2016年2月29日 21時) (レス) id: 63f8e6bbc7 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - 最初から最後まで最高でした…!素敵な時間ありがとうございます!おそ松兄さんにもトッティーにもキュンとしてしまいました…最後が切ない;; (2016年1月28日 18時) (レス) id: 59fe272c60 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるパイ☆ - 最後涙線崩壊しました… おそ松兄さんの優しさに感動です!! (2016年1月14日 17時) (レス) id: dd83426629 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫(=^・ω・^)ノ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年12月9日 12時

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