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太陽が地平線につき、夕焼けが綺麗な時間帯。
私は、一通りのことを済ませて、本を読んでいた。
そんな中、家に響き渡るインターホン。
ピンポーン
「はーい、」
宅配かと思って、近づく、
ガチャリと扉を開けて覗くと。
「お、準備できたか?」
よー、と手をあげて挨拶してくるおそ松がいた。
あれ、なんでいるんだろう。と不思議な顔をする。
飲むのっていつものところなんだよね?と尋ねてみたところ、そうだと返事が返ってきた。
だったら迎えに来なくても、いつもみたいに行ったのに。
「ばーか、これも作戦なんだって」
「あー、なるほど!」
クシャっと頭をわけもなく撫でられる。
「ほら、行くぞ」
「あ、ちょっと待ってて!」
そう言って催促してくるおそ松に一言だけ言って中に入る。
ガスの元栓、閉め忘れてないかチェックしなくっちゃ。
そして、ガス栓をチェックした私はカバンを持っておそ松の待つ玄関へと走って行った。
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「チビ太久しぶりー!」
「おう!久しぶりだなコンチキショー!」
おそ松とともにチビ太のおでん屋に行く。
暖簾をあげて挨拶をすると、チビ太らしい挨拶が返ってきた。
そして、席はまだ誰も来ていないらしく空いていた為、おそ松とともに端っこに座る。
「あ、卵食べたい!」
「おう!ゆっくりしてけよバーロー」
ニッと笑ってチビ太が卵をついで私に差し出してくれる。
それに続くようにおそ松も注文を始めた。
「あー、美味しい」
「あったりめーだろ!おいらのおでんは世界一だ!」
わははと言って笑うチビ太に、お酒をもう一杯頼む。
お酒は弱い方ではないし、酔いもしない。つまり結構強い方だった。
「おそ松、これ食べてみなよ」
「いいのか?」
そう言ってもぐもぐと食べるおそ松。
しばらく口を動かしたあと、うめーと言って笑った。
あぁ、なんだかこの雰囲気に安心する。
あったかいなぁ…チビ太もおそ松も。
ふふ、と笑いながらおそ松の赤い顔を見ていると、
「やっほーチビ太」
聞き間違えることなどしない、トド松の声が後ろから聞こえてきた。
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ーー
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日曜日にはすべて返すつもりなので、よろしくお願いします!
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ゆき - おそ松兄さんがとても哀しいイイイイ!! (2016年11月11日 16時) (レス) id: f1726e7418 (このIDを非表示/違反報告)
魔女? - おそ松兄さんが兄さんしてて感動! (2016年4月3日 23時) (レス) id: f29a288e89 (このIDを非表示/違反報告)
一松を心の奥底から愛している一松girl - おそ松が切なくて泣きそうになりました! (2016年2月29日 21時) (レス) id: 63f8e6bbc7 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - 最初から最後まで最高でした…!素敵な時間ありがとうございます!おそ松兄さんにもトッティーにもキュンとしてしまいました…最後が切ない;; (2016年1月28日 18時) (レス) id: 59fe272c60 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるパイ☆ - 最後涙線崩壊しました… おそ松兄さんの優しさに感動です!! (2016年1月14日 17時) (レス) id: dd83426629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫(=^・ω・^)ノ | 作者ホームページ:http:/
作成日時:2015年12月9日 12時