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第三十四話 サモン☆FAILURE* ページ37

するとどうだろう。




「あ゙っ!?」




裂いた略図の唐突な異変に一つ驚く。咄嗟に、原因を手放すも両手はひりつく様な痛みをおぼえた。




「だ、だだ大丈夫ッ!?」


「Aちゃんベストが!」




高温の熱源が一部ベストに移り、慌てて脱ぎ捨てると床に落ちて間もなく炭化した。




「な、なんで火が………」


「Aちゃん、火傷とかしてない?」




未だ戸惑っていると、朴ちゃんが不安げに心配してくれ、一泊遅れてから幾ばくかトーンの下がった声で少し、と答える。




「西賀」


「は、はい」




今まで成り行きを見守っていた(観察していた?)ネイガウス先生に呼ばれ、朴ちゃんから目線を移す。




「あとで医務室へ行くぞ。私も同伴する」


「分かりました」


「ベストは誰かに頼んで片付けて貰っておけ。では授業を再開する」




何事もなかったかのように教鞭を執り始めた。長年祓魔師をやってると、大抵の事では驚かなくなるのだろうか…。


他の皆はオドオドしていたが、神木さんはどうでもいい風にしっかり話を聞く姿勢を取っていた。


悪魔学で佐藤先生が言ったように、「悪魔は決して自分より弱いものには従わない」「特に自信を無くした者には逆に襲いかかる」と悪魔についてまた一つ、知識を深めた。

第三十五話 医務室+私と眼帯先生→←第三十三話 悪魔召喚*



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猫叉(プロフ) - 空さん» はい(*´ω`)ゞ応援ありがとうございます((o(。>ω<。)o)) (2020年6月4日 21時) (レス) id: 6d40387773 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 猫叉さん» いえいえ。むしろお節介すみません!これからも応援していますので、頑張ってください! (2020年6月4日 21時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
猫叉(プロフ) - 空さん» ハッ、ホントだ!!あちゃー(´∩ω∩//`)早速修正してきます(照)ご指摘ありがとうございました!更新頑張ります♪ (2020年6月4日 20時) (レス) id: 6d40387773 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも更新楽しみに読んでます!ちょっと気になっちゃったので、言わせていただきます。30万の3%は30万×0.03なので、九千円なので、30万9000円の給料になります… (2020年6月4日 20時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
猫叉(プロフ) - そう言って下さると作者のやる気が凄く出ます(笑)閲覧ありがとうございましたっ!例え読んで下さる方が少なくても書き上げてみせます! (2020年5月29日 21時) (レス) id: 6d40387773 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫叉 | 作成日時:2020年5月26日 8時

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