第28話〜恋人?〜 ページ30
「…まったく……
咲美ちゃん。大丈夫?」
「は、はい……。
無事です……」
知咲は咲美の背中を優しくさすり、
息を整えさせる。
それを見ていた月弥は
幸村へと視線を向け口を開く。
「んで?
君は一体えーちゃんの何なの?
彼氏じゃないよね?ね?」
「まぁ……彼氏ではない、けど……
その内なるかな?」
「!?
僕のえーちゃんが穢されるー!!
えーちゃん!すぐにこの男から離れて!
氷帝においで!大丈夫!僕が学費とか諸々払うから!」
「え?え?」
「だから落ち着きなさいっての。」
「あだっ!」
またまた暴れ出した月弥に
知咲の手刀が決まり咲美は苦笑を漏らした。
「月弥さん、幸村さんは良い人ですよ。
だから、そこまで心配しなくても……」
「えーちゃんの方がいい子だよ!」
「(汗)」
「幸村くん。
咲美ちゃん連れてっていいよ。
月弥ちゃんは私が何とかするから」
「いいのかい?」
「咲美ちゃんが気を許す存在なら、
私は何も言わないよ。
あの子のこと、よろしくね。
“弟候補”として期待しとく。」
「!…うん、任せて。」
知咲は咲美を幸村に託すと
月弥の首根っこを掴みズルズルと
その場から離れる。
幸村は爽やかな笑顔で見送り
咲美は苦笑しながら見送った。
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スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…!私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…(言い訳←)なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ!長文失礼しましたっ! (2018年10月1日 17時) (レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)
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