検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:11,487 hit

第28話〜恋人?〜 ページ30

「…まったく……
咲美ちゃん。大丈夫?」


「は、はい……。
無事です……」


知咲は咲美の背中を優しくさすり、
息を整えさせる。

それを見ていた月弥は
幸村へと視線を向け口を開く。


「んで?
君は一体えーちゃんの何なの?
彼氏じゃないよね?ね?」


「まぁ……彼氏ではない、けど……
その内なるかな?」


「!?
僕のえーちゃんが穢されるー!!
えーちゃん!すぐにこの男から離れて!
氷帝においで!大丈夫!僕が学費とか諸々払うから!」


「え?え?」


「だから落ち着きなさいっての。」


「あだっ!」


またまた暴れ出した月弥に
知咲の手刀が決まり咲美は苦笑を漏らした。


「月弥さん、幸村さんは良い人ですよ。
だから、そこまで心配しなくても……」


「えーちゃんの方がいい子だよ!」


「(汗)」


「幸村くん。
咲美ちゃん連れてっていいよ。
月弥ちゃんは私が何とかするから」


「いいのかい?」


「咲美ちゃんが気を許す存在なら、
私は何も言わないよ。

あの子のこと、よろしくね。
“弟候補”として期待しとく。」


「!…うん、任せて。」


知咲は咲美を幸村に託すと
月弥の首根っこを掴みズルズルと
その場から離れる。

幸村は爽やかな笑顔で見送り
咲美は苦笑しながら見送った。

第29話〜帰り道〜→←第27話〜その後〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

スート(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます…!私自身も早く先に進みたいと思っているのですが時間が中々…(言い訳←)なるべく更新速度を速めるように心掛けるので応援お願いしますっ!長文失礼しましたっ! (2018年10月1日 17時) (レス) id: d298db6a77 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品を楽しみに読んでいます。 出来れば以前のように更新速度を上げていただけると嬉しいです。これからも更新頑張ってください (2018年10月1日 14時) (レス) id: d1edd8cd31 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スート | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月10日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。