朝練 ページ8
ｰｰｰｰｰあれから1週間
いつも通りの朝
そしていつも通りの保健室までの道
違うところと言えば、各部活で朝練をやっていることくらいだろうか
1年生が入部して、どこも気合が入っているんだ
たしか青学はテニス部が強いとか
？｢危ねぇ！｣
｢っえ｣
急に大きな声が聞こえて、
横を見るとテニスボールが私目掛けて飛んできている
避けきれない･･･っ
ぎゅっと目を瞑って、
これから来るであろう衝撃と痛みを覚悟する
ﾊﾟｧﾝｯ
｢･･････あれ｣
鋭い音がしたのに全く痛くない
そっと目を開ける
越前｢･･･ボーッとしてると危ないすよ｣
｢あ･･･越前、くん｣
そこにはテニスラケットを持った越前くん
私目掛けて飛んできていたボールは真反対に飛んでいった
打ち返してくれた？のかな
｢･･･ありがとう｣
越前｢怪我がなくて良かったっす｣
帽子を深く被って
軽く会釈する越前くん
？｢わりいわりい！｣
同じくラケットを持ちながら慌てて走ってくるつんつん頭の人
多分ボールを飛ばした本人だろう
越前｢桃先輩、相変わらず馬鹿力｣
？｢なんだとー！？｣
呆れてる越前くんとぷりぷり怒ってる、桃先輩？
？｢それより大丈夫だったか！？｣
｢あ、越前くんが助けてくれたから･･･｣
越前｢桃先輩、その人先輩っす｣
？｢え！？知り合いかよ！早く言ってくれよぉ！桃城武2年っす！ほんとすんません･･･｣
｢あ、橘A、です。本当に大丈夫なので･･･｣
年上だとか年下だとか、私はあまり気にしない
ていうかあまり年上に見られたことがない
でもスポーツマンってそういうのしっかりしてるイメージだな
越前｢橘先輩も朝練？｣
｢私は部活入ってないから･･･｣
越前｢ふーん･･･｣
越前｢これから時間ある？｣
｢時間･･･？｣
保健室に行くだけだし、
あるっちゃある
持て余してるくらいだ
越前｢練習、見てけば｣
｢え｣
桃城｢なんだなんだ越前！お前そんなこと言うガラじゃねぇだろ〜｣
桃城くんはﾆﾔﾆﾔと越前くんを小突く
対して越前くんは･･･ﾑｯとしてるな
｢私、は･･･えっと｣
桃城｢でも越前いい考えだな！橘先輩見てってくださいよ！観客がいると俺らも気合い入るんで！｣
断るにも断れない雰囲気に困惑してしまう
ど、どうしたら･･･
越前｢決まりすね｣
｢え！？｣
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MOMO(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張って下さい。 (2022年10月25日 16時) (
レス) @page32 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
牧(プロフ) - 毎日の楽しみです！財前とこれからどうなるのかもワクワクですね！ (2022年9月4日 17時) (レス) id: 0d6f1959a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なち | 作成日時：2022年7月13日 22時
