青学テニス部のお気に入り【テニスの王子様】

見学 ページ9

桃城｢そうと決まれば早くコート戻ろうぜ！｣


｢え、え、行くって言ってない･･･｣


桃城｢聞こえねえなぁ〜聞こえねぇよ！｣



あれ、これは行くしかないのか
でも青学は確か男子テニス部と女子テニス部があって･･･この2人が連れていこうとしてるのは男子テニス部だよね？



越前｢早く｣




･･･行くの？
確かにテニスを見るのは好きだけど･･･






｢･･･うん｣


もちろん怖い気持ちもある。
でも、もしかしてこれは私が求めていた、｢変わるきっかけ｣なのでは










ｰｰｰｰｰ











越前｢着いた｣


桃城｢お客さんっすよ〜！！｣



テニスコートに着くや否や、
かなりの声量でコートの人たちを注目させる桃城くん


･･･心の準備できてないよ



菊丸｢あれ！？｣



その中でも一際リアクション良く近づいてくる人
あれ？なんか見たことある･･･？




菊丸｢この前の子だよね！？あのときはごめんね〜、あんなにびっくりすると思わなくてさ！｣




｢あ！この前の･･･こちらこそすみませんでした。絆創膏･･･でしたよね｣



菊丸｢うん！でももう大丈夫にゃ〜この通り！｣



そう言って人差し指を立てて見せてくれる

始業式の人だ
こっちが悪いのに、気にしてくれてたんだ



越前｢なんだ、そこも知り合いだったんすね｣






？｢越前、桃城！どこに行ってたんだ、こんな長い間･･･｣



菊丸｢大石〜！この子お客さんだって！｣



大石｢お客さん？それなら手塚に許可を取らないと｣




大石？手塚？
なんかいっぱい名前が出てきて頭が混乱してきた




？｢なんの騒ぎだ｣



大石｢手塚！越前と桃城が連れてきたお客さんだそうだ。部活の見学？をしたいのかな？｣



｢あ、そう、です？｣



スタスタと歩いてきた一際オーラのある人
部長？だろうか
･･･一瞬先生かと思った




手塚｢そうか。部長の手塚だ。好きに見てくれて構わない｣



｢3年の橘A、です。｣








それからいつの間にかわらわらと集まっていたレギュラーの皆さんが名前を教えてくれた


手塚くん、大石くん、不二くん、菊丸くん、河村くん、乾くん、海堂くん、桃城くん、越前くん



こんなに男の人と関わることになるなんて
･･･しばらくは名前と顔が一致しなさそうだ












不二｢それにしても、見ない顔だよね｣



｢あ･･･教室、行ってないから｣













こういうときは、いつも困る

緑色→←朝練

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す