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#14 ページ15

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ー Side るぅと ー





放課後。


莉犬を僕の家に招いて話を聞いた。





莉犬「さとちゃんってさ、昔から好きな女の子には俺だけでいいって強く思ってるタイプでさ。まぁ、普通なことかもしれないけど、それがさとちゃんは歪んでるんだ」




中学の頃さとみ先輩はひとつ上の先輩と付き合っていた。


莉犬はその先輩が好きだったんだって。




でも、その先輩も今のAちゃんみたいにやつれていった。




莉犬「俺が体調悪くて保健室に行ったとき、その先輩がひとりで泣いてたんだ。…心も体も傷だらけ。DV受けてたんだって。それでも好きだって。まぁ、結局別れたんだけど、俺は救えなかったんだ。だから、るぅちゃんは救ってほしい」

るぅと「救う…」

莉犬「さとちゃんも本当は良い奴なんだ。好きな子になると周りが見えなくなるだけで。…るぅちゃんなら大丈夫。俺も手伝う」




好きな子を傷つけるなんて僕には理解できない。


Aちゃんを縛りつけて、Aちゃんが大切にしている友達との関わりを切るのもわからない。





Aちゃんがまた笑ってくれるのなら。



僕は全てのことをしたい。









翌日。


莉犬がAちゃんの友達から住所を聞いてくれて、学校が終わって少し経った17時。



Aちゃんの家のインターホンを押した。








すごく緊張した。







『はい』

るぅと「あっ、黄瀬です。同じクラスの」

『え?…ちょっと待ってて?』



扉の向こうでパタパタ駆け足で近づく音がする。





カチャ、



『…どうしたの?』




まだ制服だった。


そのまま上へ目線をあげるとAちゃんの目が腫れていることに気づく。






泣いてたんだ。





るぅと「Aちゃんとお話がしたくて。いきなり押しかけてごめんなさい」

『お話…?』



不思議そうに首を傾げる。





それもそうだ。
突然家に押しかけてお話だなんて。





僕だったら絶対嫌だもん。



でも、学校じゃ話せないしこれしかなかったんだ。

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ともか@推しが尊い連盟(プロフ) - ひーりん。さん» はい! (2019年12月30日 19時) (レス) id: 8d3c14094f (このIDを非表示/違反報告)
ひーりん。(プロフ) - ともか@推しが尊い連盟さん» わああ毎回ありがとうございます…!来年も是非よろしくお願いします(´˘`*) (2019年12月30日 19時) (レス) id: 366961858c (このIDを非表示/違反報告)
ひーりん。(プロフ) - ゆうみさん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけてとっても嬉しいです(´TωT`)これからもよろしくお願いします!! (2019年12月30日 19時) (レス) id: 366961858c (このIDを非表示/違反報告)
ともか@推しが尊い連盟(プロフ) - お久しぶりです、ともかです!来年も宜しくお願いします!更新楽しみにしてます! (2019年12月30日 19時) (レス) id: 8d3c14094f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ - 好みの作品キタ――(゚∀゚)――!!あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あの!!!!!これからの更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年12月28日 6時) (レス) id: 92d4070df6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年9月21日 16時

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