薄桜鬼 涙は伸ばした手をすり抜けて〜貴方に触れたくて〜

第13話:居心地の ページ14

翌日…

土方)おい、起きやがれ。

A)…私が呑気に寝てるとでも？

土方)寝てても別に斬らねぇよ。

それが信じれれば苦労しないのだが。

A)生憎、私にはあなたたちを信じると言う心は持ち合わせていないので。

土方)…そうかよ。

沖田)あぁ、聞いてて本当にイライラする。その口切ってやりたい。

平助)総司、短期だよな。

沖田)まずは平助の口だね。

平助)やめろよ！？

A)…それで、何なんですか？

土方)飯だ。総司と平助だけじゃ何仕出かすかわかんねぇからな。

それは私を斬り兼ねないということだろうか。

A)別に斬りたいのなら斬ってしまえばいいのに…

土方)それはできねぇな。それを望むのなら尚更だ。

A)最早最初斬ろうとしてた人が言う言葉じゃないですよね。

平助)そりゃ、土方さんはお人好しだからな。

土方)平助…

平助)すみません…

馬鹿だ。
立場上言うのも何だけど見てる方が呆れる。

沖田)…こっそり斬ってやりたい。

A)そういうことは、みんながいない時に言ってください。

平助)こっそり言ってもどうせ斬れねぇよ。

土方)近藤さんも反対してるからな。

あの人もお人好しなんだろう。
局長と副長が意外と緩い。

この場所は本当に意味が分からなくて、出ていきたいとしか思えない居心地の悪い場所…

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