マフィアの文豪三大クズは【青の時代】【文スト】 (ページ4)

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3話ページ4

太宰side

太宰「中也！今回ばかりは役に立つじゃないか！」
中原「あ"ぁ"？それじゃあまるで何時もは役に立ってねェみたいじゃねェか！！」
太宰「え？違うの？」
中原「あ？」

似してもあんな派手だと思わなかった＿

太宰「中也。此処からは邪魔しないでね。」
中原「しねぇよ…」

と、その赤いパーカーの人に歩み寄る

『…？誰だお前ら』

話しかける前に向こうが振り返った。気配を読み取ったのだろうか

太宰「ねぇねぇ君、その金髪。趣味いいね」
『…そうだろ？！周りの奴らはダサいとか言ってくるんだよ…酷いだろ？』

趣味なんて良くない。寧ろ派手すぎる
彼を褒めたてることにしたが、中也並にウザイタイプだった

『で、お前らは誰だ？俺様は石川A。』

太宰「太宰、太宰治さ！んで此方のチビが＿」
中原「誰がチビだ！！＿ﾁｯ俺は中原中也だ」

『へぇ＿宜しくな』(ﾆｺﾆｺ)

と、この盗っ人は笑顔で言ってくる。
何故かそれが気味悪くて、話を直ぐに切り出すことにした

太宰「＿＿君がポートマフィアの財産の一部を盗んだ人だよね。＿＿″能力使いの盗っ人″さん」

『…フッ…なんだその渾名。もっとカッコイイやつが良かったぜ』

と言うと彼はパーカーのポケットから手を出し砂を少しばかり出すと

『異能力＿＿』

_一握の砂_

その数量だった砂はみるみる膨れ上がれ、中也に攻撃を仕掛けた

中原「ﾁｯ…瞬間移動じゃなかったのかよｫ！」

すぐさま彼の異能力『汚れつちまつた悲しみに』で砂の重力を自分の物にする

その砂を石川にやり返そうとすると、それは当たらず、地面に落ちる

中原「…なっ！」
『俺様の異能は砂を操るんだ＿＿例え重力に操られててもなァ！』

落ちた砂は目に見えぬ速さで鋭くなり、中也の首元に近づいた

中原「ｸｯ＿」

『なァポートマフィア。金をくれさえすれば殺さず逃がしてやるよ。生憎俺の財布はゼロなんだ』

太宰「…フフ…ハハっ…」

『何笑ってんだ、太宰治。』

太宰「いやぁだって＿どうして2人いるのに私は狙わないんだい？」

『＿さァ…何故だろうな』

太宰「君、僕達のことを知っているね？」

『＿＿嗚呼、お前らの名前も、所属先も、異能力も全部知っているぜ？』

『太宰治＿＿異能力『人間失格』触れた凡百異能力を無効化する異能力だ＿』
『んで、そっちの中原中也が＿異能力『汚れつちまつた悲しみに』触れたものの重力とベクトルと強さを操る能力だ』

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