検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:55,312 hit

2話 ページ3

太宰side

太宰「さァって…どんなやつかな〜」

パソコンを弄り、侵入した奴の特徴を見る

中原「…あ?此奴、俺らと同い年ぐらいじゃねェか」

そこに移されていたのは、赤い風防付上着(パーカー)を来た僕達と同じぐらいの年の男だった

太宰「こんな派手な服着てよくバレなかったよねェ…しかも所々監視カメラを避けて歩いている_入念な計画があった筈だ」
中原「ま、まだ近くに居ンだろ?さっさと潰しに行くぞ」
太宰「はぁ?何言っているんだい?入念な計画があった筈だと言ったんだけど…」
中原「若しかしたら盗ったあとの計画はないかも知れねェだろ」
太宰「…はぁ…兎に角、此処から西の方だね。」

確かに、中也の言う通りこの後の計画がないかもしれないし、先程から引っ掛かっている(・・・・・・・・)事もあるから先を急ぐことにした


中原「んで、此処から西の方なんだろ?」
太宰「うん」

綺麗とは言えない道を、歩く

勿論その歩幅は合わせる気はない

太宰「ねぇねぇ。そこのお兄さん。赤いパーカーの僕達ぐらいの子、見てない?」
男「ん?嗚呼…赤いパーカー…ねぇ…若しかして″能力使いの盗っ人″じゃねェか?それなら昨日見かけたぞ」
中原「能力使いの盗っ人…」
太宰「有難う!」

太宰「…で、中也。心当たりはあるかい?」
中原「あ、嗚呼_羊の頃にも被害に遭ったことがある」
太宰「その時も赤いパーカーを着ていたのかい?」
中原「嗚呼。仲間の証言によるとな…結局捕まえることは出来なかったんだが」
太宰「_盗まれたのはなんだい?」
中原「そこそこになる武器だ。噂によると、その盗っ人は金か、金になる物を盗んでいくらしい」
太宰「それで?能力使い(・・・・)って言うのは?」
中原「瞬間移動するんだ。いつの間にか居なくなっているんだと」
太宰「へぇ…違和感はそれか」
中原「違和感?」
太宰「さっきの監視カメラの映像ではね、一瞬の間に移動している距離が多かったのだよ」
太宰「それに、手を動かす動作が合間にあってね…多分その盗っ人は、数秒程時間を止められるんだ」

中原「へぇ…なるほ___ッ!あれじゃねェか?!」

と、中也が叫び、指を指す方向を見ると__


赤いパーカーを来た金髪の少年が居た






.

3話→←1話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:舞。 | 作成日時:2019年9月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。