6* ページ8
新八「貴様、何者だ」
新八が詰め寄る。
神楽「場合によっちゃ「斬る。つうか斬らせてよーわーたーしーにー」
神楽が続けて何かを言おうとしたが、嬉しそうにその言葉を遮るAちゃん。
この子斬りたいだけだわ・・。
銀時「あ、あのー俺、昔銀さんに世話になってね」
時間泥棒に素性を知られてはいけないと言われたため、銀さんだとは言えず誤魔化した。
銀時「彼とは義兄弟の契りを交わした仲でね。き、君たちやかぶき町のことは詳しく聞いてるよ」
「私は旦那のこと詳しくわかんないけどー、義兄弟なんていたのー?」
新八「聞いたことない」
神楽「私もないわ、義兄弟なんて」
Aちゃんだけなら万事屋じゃないし何とか誤魔化せると思ったが、流石に二人を騙すのは無理があったなと悩む。
だがこのまま銀さんでーすとは言えない。
「で、義兄弟さんとやら、あなた、名前はなんて言うのー?」
銀時「うっ」
この人斬りは痛いところをついて来やがった。
俺は言葉に詰まるも、何とかひねり出した。
銀時「チ、チンさんです」
「「・・・」」
神楽と新八は固まった。
「ねぇ、やっぱ卑猥だし、斬り殺していいかなー?」
銀時「待て待て待て!!珍宝です!略してチンさんだから!!」
「ふーん」
疑った目で見るAちゃん。
神楽「で?その・・何で義兄弟のアンタが江戸にいるのよ」
とりあえずチンさんと言う銀さんの義兄弟だと認めたのか、神楽が聞く。
銀時「ぎ、銀さんが亡くなったって聞いて、遠くから墓参りに来たんだよ」
俺の墓があったのだから、墓参りと言えば疑われないだろうと考える。
「そしてなんでも屋のメガネとツンデレに捕まったってことねー」
神楽「待ちなさいよ。私はたまたま会っただけ。モヒカンと暴れてるメガネを見つけたらいただけ。私は関係ない」
新八「俺もたまたまゴロツキに絡まれてるところを助けただけだ。それより貴様は何してる」
神楽「そうよ、さっさと自分の家に帰ったらどうなのよ」
神楽と新八はAちゃんに突っかかる。
「言ったでしょー?情報収集してるって」
Aちゃんはその一点張り。
「それよりも、休める場所行きたいからさー、いつもの場所でタダ酒飲ませてよー」
新八「タダ酒はない」
神楽「お金は払いなさいよ」
神楽と新八はそれぞれ文句を言うが、とりあえずAちゃんの一言でココを後にすることにした。
239人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユズ風呂(プロフ) - 完結編でぶっちゃけ夢主ちゃんの格好何に似せたんですか? (2019年4月28日 16時) (レス) id: 8ff75eaee8 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» リクくれて始まりも遅かったのにそう言われて頑張れます!!涙腺崩壊しちゃってください笑笑 (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りんごあめさん» そう言ってもらえると頑張れます!!長引いてますがよろしくお願いします!! (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 逆にもっと長引いてほしいです。切実に…笑 毎日毎日涙腺と格闘してます…もう悲しくて悲しくて…。 引き続き頑張って下さい!! (2017年12月2日 23時) (レス) id: 684ce788b1 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - むっちゃ好きです!むしろ長引くほどいずみさんの小説読めるので嬉しいです!1日の楽しみになってます!応援してます!! (2017年12月2日 23時) (レス) id: 7b8fac289e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沖田いずみ | 作成日時:2017年11月5日 22時