【銀魂】副隊長は天人さんです＊完結編

５＊ ページ7

神楽「まさかまだやってるの？あんな事」


「あんな事って、この世界に何を望んでんのー。私は白髪頭で死ぬより、楽に死なせてやろうっていう善意な心で殺ってるわけー」


むしろ死神なんて言われるような事、やってないけどねーと刀を鞘に納めるAちゃん。


新八「はぁ、相変わらずどいつこいつもバカばかりだ」


神楽「バカはアンタもでしょ？まだ懲りずに万事屋やってたとはね」


新八「ソッチこそ、ままごと遊びはもう飽きてる頃だと思っていたがな」


神楽「はぁ？遊びはアンタでしょ？」


睨み合う二人の間で、笑って見ているAちゃん。


新八「悪いが俺の邪魔をするな。江戸に万事屋は二つもいらん」


神楽「一緒にしないでくれる？ウチはアンタみたいな軟弱な万事屋とは違うのよ」


両者が睨み合い火花を散らす。


新八「どちらが万事屋の看板を背負うにふさわしいか今日こそ決着を・・」


「まーまー。なんで喧嘩してんのー？うるさいなら二人とも殺すよー」


新八「決着以前に何しにお前はココに来た」


「え？私はこれからのために情報収集してたんだけどー」


神楽「情報収集は口実で、その辺で斬りまくってたんでしょ？アンタも変わったわね」


「私が嘘付いてるって言いたいわけー」


Aちゃんは殺意を剥き出しで神楽と新八を睨む。


「本気にさせたらいくらアンタらだろうと・・殺すけどー？」


そう言って鞘に収めた刀を抜き始めた。
コレはまずいと俺は三人を止めに入る。


銀時「まーまー！！なんかよくわかんないけど落ち着こうか！！喧嘩は良くないって！！ところでおたくらホントに新八くんに神楽ちゃんにAちゃん？」


とりあえず本人たちに確認しようと尋ねるも、神楽は冷たく返した。


神楽「何、この馴れ馴れしいオッサン」


銀時「オッサンって誰に抜かしてんじゃ！！アバズレ！！」


そして殺意を剥き出しだったAちゃんは冷たい視線を向ける。


「つーかおじさん、おデコにハナクソ付いてるけどー大丈夫ー」


ハナクソ＝ホクロ風装置の事だろう。


銀時「勘違いしてんなよパクり貧乳女。コレはな、ホクロだっつーの！！」


「おぃ、マジ殺すぞハナクソオヤジ」


神楽「つーかなんでこの人、銀ちゃんのコスプレしてんの？」


新八「なぜ、俺たちのことを知っている」


全員が警戒した目で見てくる。

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