黒…4 ページ6
______…
「って、もう予鈴鳴りそう…」
時計を見ると予鈴の鳴る2分前だった。
今日こそは誘おう自分から。
「黒子君…良かったら一緒に教室まで行かない?」
言えた。
それだけで喜んでいる私に対して、
「すみません、この後桃井さん達と合流なんで…先に行っててください」
黒子君は「それじゃあ」と言って図書室を出た。
また、聞いてしまった。
それも好きな人の口から。
『桃井さん』…かぁ……。
「だったら最初っから来なきゃいいのに…」
そう、当番でもないのだから来る必要なんてない。
来ない方が私も辛くないのに、
本心では黒子君に会えて喜んでいる自分がいて、
ゴチャゴチャな心に成り果てていた。
やっぱり、おは朝の占いは当たる。
今日は派手なことをせず、静かで有意義な時間を、
大人しく過ごしましょう。
私は予鈴が鳴った同時に、図書室から出て、
ドアに鍵をかけたのだった。
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はる(プロフ) - 第1弾では、主人公は青峰が好きだったんじゃないんですか? (2018年7月6日 21時) (レス) id: 2ba191db7a (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - こんな大事な所で終わらせないでください。更新お願いします。 (2017年11月12日 1時) (レス) id: 2cfa7e2e07 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ氏 - すみません。思ったことだけ書いてしまいました。面白かったです。更新頑張って下さい♪ (2017年6月23日 21時) (レス) id: 35faee1f31 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ氏 - キセキと桃井、あだ名『ゴリラの世代』で良くない?あ、それは流石に可哀想か、ゴリラが。じゃ、『ゴミクズの世代』で。ゴミクズの世代最低。 (2017年6月23日 21時) (レス) id: 35faee1f31 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ氏 - キセキの世代最低。桃井なんかより夢主ちゃんの方が何倍も傷付いてるのに。桃井ばっかり見て。夢主ちゃんは見ようともしない。桃井も。アンタのせいで夢主ちゃんは傷付いてきたんだっての。 (2017年6月23日 21時) (レス) id: 35faee1f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2015年5月16日 2時