アシッドストーム ページ2
ディセプティコンの戦艦ネメシスに誰かが訪ねてきた。
通路に突如スペースブリッジが開く。そこから出てきたのは、スタースクリームと同型機のディセプティコン。カラーリングは緑だが、羽に薄く迷彩模様が入っていた。
ビーコン1「アシッドストーム様!?何故ここに？」
アシッド「ショックウェーブ様に、マックスストームのデータを取ってこいと言われてな。スタースクリームはいるか？」
まるで呼ばれたことに気づいたかのように通路の角からスタースクリームが顔を出した。
スター「あら、アシッドストーム。何の用だ？インドアなお前が珍しい。」
アシッド「マックスストームのデータを取りに来た。ショックウェーブ様からの命令でな。」
スター「どうやってデータを取るんだ？あいつは喋らねぇぞ？」
アシッド「コードで繋いでデータを取る。喋れないことは知ってるからな。」
スター「そうかよ……って、は？コードで繋ぐ!?あいつにエラーでも起きたらどうすんだ！」
アシッド「私を見くびってもらっては困る。そこら辺は大丈夫だ。」
スター「信用出来ねぇ……データ取れるまで見張るかんな!?」
アシッド「あぁ分かった分かった。じゃあ、マックスストームの所まで案内してくれ。」
スター「分かったよ。その前に、メガトロンに許可貰わねぇと。」
アシッド「何の許可だ？」
スター「マックスストームを部屋から出していいかどうかだよ。そうしろってメガトロンから言われてんだよ。」
アシッド「なるほどな。分かった。」
スタースクリームとアシッドストームは、メガトロンのいるメインルームへと向かった。
メガ「アシッドストーム？」
アシッド「お久しぶりです、メガトロン様」
スター「メガトロン様、マックスストームを1度部屋から出す許可を頂けませんでしょうか？」
メガ「なぜだ？」
アシッド「マックスストームのデータを取れとショックウェーブ様が仰られまして。話せないことは聞いていますので、データを取るためにコードを頭に繋ごうかと。」
メガ「…分かった。よろしい。」
スター・アシッド「ありがとうございます。」
2人はそう言い、メインルームを去り、マックスストームの部屋へと向かった。
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作者名：Rojesuta | 作成日時：2022年3月29日 19時
