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「時透…」
「嫌だ…僕はAさんを連れて帰る…!」
「何を言って、」
「もう誰かを失うのは嫌だ!!!!」
仕方の無いことだった。
柱とはいえ、まだ14の幼子なのだ。
それに、今の時透はAと彼の兄…有一郎の姿を重ねているのかもしれない。
「水瀬の願いを、聞いてやる気はないのか」
「うるさいな…僕だって!Aさんの願いは聞きたいよ!!
でも、嫌だ…どうして…大切なものほど、この手から滑り落ちていくの…?
教えてよ、Aさん…いつもみたいに、ねぇ、」
僕、分からないよ、とAに縋る時透。
他の柱は、見てられないというように2人から目を逸らした。
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なーな - 初見です! 完結お疲れ様でした!めちゃくちゃおもしろかったし感動で涙でしたっっっ!!! 素敵な小説をありがとうございました! (2021年11月30日 15時) (レス) @page45 id: 03957af64f (このIDを非表示/違反報告)
もちゃ - 泣いちゃったw (2021年1月25日 0時) (レス) id: b4bfec10e3 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎもち - 号泣しすぎて...う"う"う" (2021年1月20日 22時) (レス) id: 676d0f88d2 (このIDを非表示/違反報告)
さけふろ - 感動です! (2021年1月11日 15時) (レス) id: c7bf1c88de (このIDを非表示/違反報告)
夢鸞 - 号泣です。素晴らしいお話、ありがとうございました。 (2020年11月29日 12時) (レス) id: 640116ca2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナ | 作成日時:2019年9月30日 13時