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禍を転じて福となすとは難しい。 ページ7
１年１学期終業式が終わった日の話。
｢ふへぇ…疲れたぁ…｣
そう言いながら、私は寮の部屋のベットに倒れこんだ。
バトルをしようともクラスの皆に断られちゃうし、この空いた時間をどうしよう…
空いた時間を多く消費できてかつ、多くのポケモンが見れる確率が大きいこと…と言えば…？
｢よしっ！皆！散歩しに行こ！｣
これに答えるようにポーチに入れたモンスターボールが揺れた。
▽そして、散歩中…
｢〜♪〜♪♪〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪〜｣
上機嫌で私が学園内を散歩していたその時だった。
｢…ヴゥ…｣
どこからかポケモンの苦しむような声が聞こえてきた。
｢わたたっ！｣
すると、ボールから出して抱いていたワタシラガも声をあげる。
｢聞き間違えじゃないよね…探さないと…！｣
▽探索後…
｢ヴゥ…｣
これって…コリンク…だよね…？
せんこうポケモン、でんきタイプ。危険を感じると全身の体毛が光る…っていう図鑑説明だったはず…
｢って、こんなこと考えてる暇じゃなかった！取り敢えず一番近いポケモンセンター！毒受けてるけどモモンのみ持ってないし…｣
｢わたたっ！わたっ！｣
私が慌てていると、ワタシラガがコリンクにアロマセラピーをかけた。
｢…！ありがと！ワタシラガっ！さぁ行こっ！｣
ワタシラガをボールに戻して、コリンクを腕に抱いて走り出した＿。
▼現在…
｢もう怪我は痛まないだろうけど特訓し過ぎないでね〜｣
｢コリンッ！｣
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作者名：でんぱ | 作成日時：2020年5月5日 16時
