ページ6
「ヒメンカ、まだ大丈夫だよn…え?」
私が連続で攻撃を受けたヒメンカに安否確認をしようとすると、ヒメンカの前にいたラルトスが眠っていたのだ。
「ヒメメ…?」
ヒメンカも動揺している。
そこで私はポケモン図鑑を出して、調べようとした…のだがヒメンカの特性が脳内に浮かび上がってきた。
『夢特性:ほうし_直接攻撃を受けると、30%の確率で相手を「どく」「まひ」 「ねむり」状態のいずれかにする。』
これがわかればもう答えは簡単。
ヒメンカの特性…ほうしが発動し、ラルトスをねむり状態にしたのだ。
「…んー…ヒメンカ、もう良いよ、ありがとう。モンスターボールに戻って」
もう戦う必要がないとヒメンカも気がついたようで私が持つモンスターボールへ戻って行った。
「放っておいて大丈夫…なのかな…?でもあぶないんじゃ…」
と私がぶつぶつ言っていると、ラルトス飛び出してきた草むらから4匹程のスボミー達がちょこちょこと歩いてきて、そのままラルトスを4匹で持ち上げ、草むらの中へ消えていった。
「スボミー達と中がいいってことなのかな…?でも、野生にあんまり関わりすぎちゃだめだよね…!」
と思考に区切りを付けて、少しずつ霧が晴れてきた林の中を見渡した。
「…お兄ちゃん、まだかなぁ…」
_ラルトスが仲間になりたいと草むらから飛び出してくるまであと10分_
▼現在…
「あの、スボミー達を守ろうとしてた…ってことだよね…流石うちのサーナイト!」
「サーナッ!」
禍を転じて福となすとは難しい。→←陰徳あれば必ず陽報ありと言うのは本当なのかもしれない。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:でんぱ | 作成日時:2020年5月5日 16時