besties ページ11
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魔法薬学の授業は地下牢で行われた。
ユリは今までに受けたどの授業よりも軽い足取りで地下へ向かい、ハーマイオニーとともに誰よりも早く教室へ入った。
ハーマイオニーとは「変身術」の授業で席が隣になり、マクゴナガル先生が出した「マッチ棒を針に変える」という課題でユリが教えを乞うたために親しくなったのである。
「変身術」は複雑で難しいし、「魔法史」はどうしたって眠かった。
星に興味を持ったことはないので「天文学」もそれほど楽しくない。
「妖精の魔法」では予想に反して板書で終わってしまったし、「闇の魔術に対する防衛術」は…。
たぶん、ユリは闇の魔術を「使う方」に向いているのかもしれない。
担当のクィレル先生はずっとオドオドしていたし。
「薬草学」はちょっと面白かった。
それにしても、ユリははやく魔法薬学が始まってほしくてうずうずしていた。
大して長くもない髪を一つに括り、『魔法薬調合法』を机の上に出す。
「楽しそうね、ユリ」
「うん!」
なんてったって「薬学」だ。
きっと将来の役に立つ。
何の病気も治せる薬が作れるかも。
そしたら、じいちゃんが困らせた人のぶん、困っている人を助けられるかもしれない。
それに…
「スネイプ先生を近くで見れる……!」
「またそれ?」
「何度だって言うよ。あんな黒髪、そこにシビれるあこがれるう……」
ユリも、スネイプに関する噂は聞き及んでいた…スリザリンばかりひいきするとか、できない生徒をいじめるとか。
でも、ユリが好きなのは外見だけなので、そんなに気にしなかった。
だから、授業でスネイプがハリーをいじくりだしたときも、一人黙々とノートを取っていたのだ。
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にはろ(プロフ) - 理緒さん» ご意見ありがとうございます!修正しました。今後ユリという名前に関する記述が少し出てくるかと思いますが、無視していただければ大丈夫です。 (2022年4月19日 21時) (レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 名前ってユリになってるんですがリノを使いたいのですが変えれませんか? (2022年4月19日 10時) (レス) id: 946438c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みや。 | 作成日時:2022年1月24日 13時