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森山「咲谷ちゃん。これはいといて。」
瞳「え?」
急に話しかけられたと思ったら、有無を言わせず森山の上履きを持たされる。
それから自分の横へと座り込み、画鋲を拾い始めた。
あまりのことに動きが止まってしまったが、画鋲を拾っていくその手を掴んで止める。
そして上履きをその胸に押し付けた。

瞳「貴方の足はバスケをするために必要なものよ。受け取れないわ。」
森山「咲谷ちゃんの足、怪我しちゃいけないでしょ。」
瞳「私は慣れてるからいいの。こんなの刺さっても痛くも痒くも無い。」
森山「あ、もしかして俺のこと心配してくれてる?」
瞳「なっ!?」
不意に私の方を見て笑いかける森山に思わず声を漏らす。
口をパクパクとしていれば、あっというまに森山は画鋲を拾い終わっていった。

瞳「終わったのなら返すわ。もういいから。」
森山「女の子が困っているのに見てみぬ振りする酷い男にさせるつもり?」
瞳「でも。」
森山「ね。俺のために履いといてよ。」
結局森山君はそれだけを言って、受け取ってはくれないのだった。



昼になり何時もと同じように机の上に弁当を広げていると、隣の机が動かされた。
目を向ければ辺りの机を2つ、椅子を3つ用意している森山君の姿。
それからしばらくして、2人の男子生徒が入ってきた。
1人は笠松君で、1人は見知らぬ人だ。

森山「笠松、小堀、こっちー。」

森山君の声に気づいた2人が用意された椅子に座る。
そういえば、笠松君にはタオル。森山君にはジャージを借りてたっけと思い出す。
何時返そうかと時折そのグループを見ていると、小堀と呼ばれていた青年と目が会った。

その人は私に気づくとそっと笑いかけてくる。
それに目を背ければ、私は黙々と弁当を食べ始めるのだった。

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設定タグ:黒バス , 森山由孝   
作品ジャンル:アニメ
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柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*) - 風邪!!大丈夫ですか??おっお大事に…。早く元気にな〜れ〜! (2015年9月29日 20時) (レス) id: dd27d058c3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*)さん» マジですか!?まぁしばらく父親は出れないと思います。父親とのデートは需要がないと思って考えていなかったのですが、いりますかね?更新がんばりますね! (2015年9月25日 18時) (レス) id: 86d9865710 (このIDを非表示/違反報告)
柊 バレエとノブくん大好き(*;ω;*) - てか主人公ちゃんと主人公ちゃんのお父様がデートしている所を写真とりたい(真顔)← ヤバイ。主人公ちゃんチラ見とか可愛すぎ← …。更新応援しますー! (2015年9月25日 0時) (レス) id: dd27d058c3 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 柊 バレエ大好き(・д・。)チラッさん» 海常の話し方をあまり理解できてないのでそういう風に言っていただけると嬉しいです!もう少し主人公ちゃんと絡ませられるようにしたいなーと思ってます(`・ω・´) (2015年8月24日 22時) (レス) id: 26b8097f23 (このIDを非表示/違反報告)
柊 バレエ大好き(・д・。)チラッ - 花蓮さん» おーやっぱイケメソなんですね(´∀`*) てか森山さんめっさカッコイイ ただのイケメソ(笑) 笠松さんのウブな所もかわいい← (2015年8月24日 9時) (レス) id: 57a0374e55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蓮 | 作成日時:2015年7月11日 20時

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