薔薇色生徒会 (ページ46)

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46 Rose ページ46

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『先ぱっ、、』

健「風邪、ひいてないでしょ？」

やっぱりばれてたっ…

健「マスク、外して」

『え、でも』

健「いうこときけないの？」

ドクンと胸が脈をうつ。
今まであまりかいたこともない汗。

これを冷や汗というのか…
それとも別のものなのか…

健人先輩の顔にはもう王子様なんていう文字はどこにもなくてもう完全に、悪魔だ。

そっとマスクを外して健人先輩をみれば、目を少し細めて妖しく笑う彼。

っていうかいつ鍵しめたの…？

健「いったよね？生徒会長の命令は絶対って」

ゆっくりと頷く。

大西A、嫌な予感しかしません。

いつもと違う健人先輩の顔が近づいてきて、
危険信号がさっきから頭の中で鳴り響いている。

健「約束やぶった子には、お仕置きね？」

『や、健人せ、、、っ、！』

健人くんが耳元で囁いてくるから耳がゾクッとして反応してしまう。
それをみた彼は満足したのかまた目を細めて

健「へぇー耳、弱いんだ(笑)」

まるで面白いオモチャをみつけたように
意地悪に耳元で囁いてきて健人先輩の吐息がジャストでかかる。

『や、、っ』

健「やーめない」

次の瞬間、ﾋﾟﾁｬｯと耳元で水音がきこえた。

『ひゃあっ』

感じたこともない感覚に耳を甘噛みされて自分の息が荒くなってゆく。自分でもきいたこともない声に恥ずかしさが増す。

抵抗しようと健人先輩の胸板を押せばその抵抗も無意味に塞がれる口。

健人先輩との、2回目のキス。

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