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10.curry ページ11

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夜10時、小腹が空いてしまった俺は購買へと向かっていた。


夜ご飯はしっかり食べたのだが、この時間になるとどうもお腹がすいてしまう。俺も立派な高校生なのだ。







無事購買に到着し、軽く食べられそうなものを物色していると後ろから声をかけられた。




「Aじゃないか、こんな時間にどうした?」

『ジャミル!俺は小腹が空いたから軽食買いに。お前は?』

「俺も大体そんな感じだな。これからカレーを作ろうと思って材料を買いに来た」

『カレーか〜!こんな時間に罪なヤツめ…!』



俺がカレーという単語に腹を鳴らしていると、ジャミルはこちらを伺うように聞いてきた。



「…………………良かったら食べるか?」

『食べる』

「うわ早」




俺達は2人で材料を買った後、そのまま大食堂へ向かう。この時間なら使っている人はいないだろう。


俺何気にジャミルの手料理ずっと食べてみたかったからな。本格的なスパイスが効いたカレー食べるの初めてだし!正直とてもワクワクである。








流石にジャミルに全部作ってもらう訳にも行かないので、野菜を切ったり炒めたりは手伝った。

味付けとかスパイス使ったりとか、そういうのは全部ジャミルに任せたけど。



『ん〜〜〜!食欲をそそるいい匂い………やばいめっちゃ腹減ってきた』

「はは、もうすぐ出来るぞ………それにしても、Aは随分と手際がいいな。一緒に作っていてとてもやりやすかった」

『まじ?俺も自炊は毎日してるからさ』


そんな会話をしながら、出来上がったカレーを盛り付けていく。マジで美味そう。



『食べていい?食べていい?』

「ふは、ああ、召し上がれ」

『いただきまーーーす!!!』






『…………うッ!?………………ッ!?!?!?!?おま、え?天才???』



おいしい!!!めちゃくちゃにおいしい!!!

語彙力がどこかへ飛んで行った俺を見ながら、ジャミルはクスクスと笑っている。
俺はそんなジャミルを放置してパクパクとカレーを食べ続けている。うまい……うまい……



「そんなに喜んでもらえるとはな。作ったかいがあったよ」

『いや、マジでうめぇよ……今まで食べたカレーの中で一番うまい…冗談抜きで…』



そう言うとジャミルは照れくさそうに笑った。


今度夜食を作るときは熱砂の国の料理を作って!とお願いしたら、呆れたように笑いながらも了承してくれた。





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明理(プロフ) - ねぇ続きッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!ってなりました('-' )スンッ更新待ってます!! (2022年5月22日 18時) (レス) @page11 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
にこ柚子(プロフ) - 動かない点Pさん» 嬉しいです〜!!これからも更新頑張ります…!! (2021年5月4日 23時) (レス) id: b0fec9ac44 (このIDを非表示/違反報告)
にこ柚子(プロフ) - ソーダ錫さん» わああ嬉しいお言葉ありがとうございます…!応援とても力になります! (2021年5月4日 23時) (レス) id: b0fec9ac44 (このIDを非表示/違反報告)
動かない点P - こういう話待ってました!ありがとうございます…! (2021年5月4日 2時) (レス) id: b1d96eb9b0 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ錫(プロフ) - 面白い。好き。応援してます。 (2021年5月3日 20時) (レス) id: 10b66fbb96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にこ柚子 | 作成日時:2021年4月11日 3時

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