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*もしもAが거북선チームだったら
『ジニョガ僕大変なチームに来ちゃった気がする』
「俺も同じこと考えてました」
そういって不安そうにため息をつくジニョク。
練習期間も短ければXポジションを選んだ理由も軽く、積極性の無いメンバーに、不安が募る。
『僕とジニョギがこの部分をやるんだけど、次の部分をやる人どうする』
「「「.....」」」頭にヒヨコが飛んでるみたいに黙り込むメンバーにジニョギがまたため息をついた。
結局皆はラップの歌詞を考えるところまでしか進めず、振り付けは僕とジニョギの2人で考えたけどレッスンまでは到底間に合わず先生達に「過去最低」とまで言われてしまった。
この状況をなんとかしようと僕とジニョギは毎日徹夜をしながら振り付けを考え、練習を重ねた。喉も体力もキツくなってきて、ついに練習中集中しないメンバーにジニョギがしびれをきらして、キレた。
「いつまで俺たちが皆を引っ張っていかなきゃいけないんだよ、Aヒョンだってみんなに教えるために大声出して喉限界なの分かるだろ」そう言い放ち練習室を出て行くジニョク。
『皆、ジニョギも怒りたくて怒ってるんじゃないの分かるよね?皆がそんなんだったらずっと何にも見せれないまま脱落しちゃうよ。僕達がやろうとしている事はそういう事なんだよ。』と僕もジニョクの後を追った
椅子に座って頭を抱えるジニョクの隣に座って肩をポンポンと叩く。
するとドンウク代表が励ましに来てくれて「きっとうまくいくよ、君たちが正しい考えを持ってる子達だから」と声をかけてくれて目頭が熱くなるのを堪えた。
それから「ヒョン達ごめんなさい、僕達頑張ります」と心を改めたメンバーと練習を重ね、本番を迎えた。
先生たちから"無から有を創り出したみたい"と最高の褒め言葉をもらった僕とジニョギにはその時から戦友のような友情が芽生えた。
『ジニョガ一位おめでとう!本当によく頑張ったね、ありがとう。』
「ヒョン...ありがとうございました。俺ヒョンがいたから頑張れました」
そう言って僕に抱きついてくるジニョクは大型犬みたいだ。
嬉しそうに笑うジニョクを見て僕は今までの彼の努力が報われたようで、嬉しくてたまらなかった。
(こうやって見るとヒョンって大人ですね)
(どういうこと!?)
(見た目は絶対俺の方が年う
(それ以上言わないで...わかってるから)
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彩都(プロフ) - 更新ありがとうございます!!やっぱりとても面白いです!これからも頑張ってください! (2019年10月19日 15時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな(プロフ) - ちぇりさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです、、これからも楽しく読んで頂けるよう頑張ります^^よろしくお願いします! (2019年10月19日 14時) (レス) id: 8a6b67d615 (このIDを非表示/違反報告)
ばなな(プロフ) - 彩都さん» いつも読んでくださってありがとうございます!ノロノロ更新で申し訳ないです、、。これからもよろしくお願いします! (2019年10月19日 14時) (レス) id: 8a6b67d615 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇり(プロフ) - 作者様のお人柄からなのかお話が優しくて気づいたらここまで一気に読んでしまいました!更新楽しみにしてます! (2019年10月13日 22時) (レス) id: 3f39f65784 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - 更新お疲れ様です!一話、一話全部面白いです!次のお話も楽しみです! (2019年10月8日 12時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nannanan | 作成日時:2019年8月19日 20時